MA5Bのクラシックバンドラジエーターにクリエートデザインの786Cを取り付けると、SWRの底は50.7MHz付近でした。
786Cのエレメントは10Φのアルミパイプですが、V型DPに取り付け可能なように、エレメントは3分割されていて、両端は130cm10Φのアルミパイプ、中央は幅約10mm長さ15cmのステンレス板です。
V型DPの角度を替えても、ステンレス板が柔軟に曲がってV型DPがどんな角度でも対応できるように工夫されています。
僕は50メガではSSB/CWのみ運用しているため、SWRの底を50.2MHz付近にするため、IV線と圧着端子で両端のアルミパイプ間を接続するセンターエレメントを制作して取り付けてみましたが、様子がヘン。オリジナルのデータから予想して作ったIV線のエレメントに取り替えるとSWRの底がバンド下にズドーンと下がってしまいます。
試行錯誤しましたが、要するにパラスチックエレメントはエレメント径や、エレメントの間隔に非常に敏感だということです。
786Cの場合はエレメントホルダーでラジエーターとパラスチックエレメントの間隔は13cmで固定されています。したがってエレメント長以外に調整要素はありませんが、エレメント径や形状による違いに気付かず、何回もアンテナを上げ下げしました。
786Cの中央エレメントはオリジナルのステンレス板に替えて10mm×1mmのアルミ平板棒で製作することにしましたが、いまだに調整中です。
調整は、ラジエーターとパラスティックエレメントはC結合していると考えると良いみたいです。
結合度が大きくなると、パラスティックエレメントの共振周波数が「あがり」ます。感覚的には下がりそうなんですけどねぇ・・・。トホホ。
786C中央エレメント
オリジナル SWRの底
ステンレス板 14cm(取り付け穴to取り付け穴) 50.7MHz
自作
アルミ平板棒 15cm(同上) 50.6MHz
IV線 14.5cm(同上、両端圧着端子) 49.7MHz
IV線 16cm(同上) 48.7MHz