ケースは恵安のKT-MH803にしましたが、やはり巷での評判通り「電源ファンがにぎやか」でした。
まぁ、価格を考えると相応以上のコストパフォーマンスなので我慢していましたが、我慢は一週も続きませんでした。
騒音は深夜だと結構気になるレベルなのと、無線用のマイクがファンの騒音を拾ってしまうのです。
指向性のあるダイナミックマイクにしているのですが・・・ダメでした。
ファンの騒音は数百ヘルツ程度なので、高い周波数と違って、どの方向へも音が回り込んでしまうような印象があります。
電源ファンの騒音はKT-MH803の弱点として有名ですので、ネットで多数の電源ファン交換改造事例をみることができます。
SFX電源なので、ファンは薄型です。そこでアイネックス ケース用ファン80mm 薄型標準タイプ CFY-80USと交換することにしました。2500rpm 18CFM 23.3dBで3pinコネクタです。
まずはケースからSFX電源ユニットを取り外します。4本のビスを緩めて外すことができます。
電源ユニットはコの字の金属板2枚を噛み合わせで金属立方体の電源ユニットになっています。
こちらも4本のビスを緩めると、ファンの付いた蓋と、基盤の載っている本体に分解できます。
ファンと基盤は赤黒2本の電線と2pinコネクタで基盤に接続されています。赤黒は単純に赤+12V 黒GNDです。
取り替えるアイネックスのCFY-80USはPWMタイプの3pinですが、ホームページにピンアサインが載っていますので、参考にしながら取り付け方法を考えました。電源ユニット基盤上のファン用のコネクタが奥まったところで電源ユニットを完全に分解しないとコネクタに指が届きません。
ラジオペンチで挟んでなんとかなるような場所ではなく、結局基盤からファンへの電源ラインを途中で切断。新しいファンの電源ラインと接続する・・・という荒っぽい(?)方法にしました。
CFY-80USの場合は白のラインがPWMで、赤が+12V 黒がGNDでしたので、単純に赤-赤、
黒-黒を接続、接続部分を熱収縮チューブで保護しました。
従来のファンと交換してから、電源ユニットを組み立ててから通電してみると・・・・「こりゃ、ぜんぜん静か」って感じで大成功。
注意
この記事は電源ファンの交換を推奨するわけではありません。電源ファンの交換は自己責任でお願いします。