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Channel: アマチュア無線 by JI1ANI
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ハムフェア2015雑感

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今年のハムフェアは音創り研究会でキットを販売しませんでしたので、時間的(心理的?)に余裕があって、いろいろなブースをじっくりと見学することができました。

Wp_20150823_12_20_46_pro_processed気になったのが2点ありました。一つはすでに報じられているように、ICOMから発表されたHF機、IC7300です
パンフレットにはごく普通の普及機としてサラッとしか紹介されていませんが、ダイレクトサンプリングの本格的なSDRスタンドアロントランシーバーです。

日本の無線機メーカーが本格的なSDRスタンドアロン(PC不要で運用できる)トランシーバーを発売したことは嬉しいというか、ホッとしています。やはり日本 の無線機メーカーには頑張ってほしいですからね。

詳細は紹介記事をご覧いただくとして、従来のトランシーバーよりも回路構成が簡単な(それだけに一つ一つの素子の選択が難しいハズですが)SDRトランシーバーはコストダウンが容易ですから、入門機に持ってきたあたりはICOMさんのセンスが光ります。

これで先行しているSDRトランシーバーをキャッチアップできるような性能だったらfujiですが、大人なICOMさんですから、先輩から一歩引いた入門機、でも従来の入門機とは一線を画すようなスペックとしてチューニングしてくるでしょう。
あ、でも僕としてはヤンチャな「ひょええええええ~~~」ってスペックを期待していますからね。

いきなり水を掛けるようなことを言って申し訳ないのですが、IC7300は中身はマンマSDRなのですが、PCが接続できないように見えるのです。
あ、誤解されるといけませんね。CATコントロールやデジタルモードを運用するため従来型のUSB端子はパックパネルに付いています。

内部のFPGAのプログラムを書き換えるような形で、外部にPCを接続できるか?と説明員の方に尋ねたところ、明確なお返事はいただけませんでした。
接続できれば、SDRトランシーバーのプラットフォーム化も夢ではないと僕は思っているんですが・・・・。

え、何をやるのかって?そりゃ、送信でプリデストーション掛けてIMD50db以上のキンキン(そう聴こえませんか?)するような波でQSOですよ。普通のDSP機なんか一昨日来いくらいの変調間違いなしです。

さて、もう一つはアンテナです。

Hexビームはみなさんもご存じだと思います。六角形の傘を逆さにした形のアンテナですね。
折り畳んだ形でフルサイズ2エレが基本なんですが、普通のフルサイズと比べて6割程度の差し渡し長になるのがポイント。
折り畳んで短縮しているので、コイルによる損失がなく、小型でフルサイズ「並」のゲインが取れるので愛好者が増えているアンテナです。

何を隠そう、実は僕もMA-5BかHexかで最後まで悩みましたもの。最終的には面積がより小さい、そして見た目の違和感が少ないMA-5Bにしましたが、やはり14メガとかバンド幅が狭く、Hexみたいなわけにはいきません。

ということでHexビームといえば2エレなんですが、なんと3エレのHexビーム J-HEXBEAM A-603移動用RPJ ラジオパーツジャパンから発売されました。利得も7dbi以上とれて、ビームパターンがと~~っても綺麗。15度あたりのローブも大きめに出ていてDXにヨサゲです。
ハムフェアでお披露目だったようですが、写真撮り忘れましたm(スイ まセン)m

3エレの構造上50メガ版での発売ですが、なんとなーく21メガ版とか将来的に発売されるんじゃないか?と勝手に想像しています。
移動運用では、傘を開く要領で簡単に設置できる3エレとして重宝されるような気がします。

3エレをMA-5Bの上に取り付けるといいなぁ~~なんて想像しましたが、さすがに近所の目を引く姿になりますのでグッと我慢ですね。アンテナ下ろせとかになったら水の泡ですからね。

みなさんはどんな面白いもの見つけましたか?


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