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Channel: アマチュア無線 by JI1ANI
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dbx QUANTUM2のバックアップ電池交換

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Quantum2音創りには色々な機材を使っていますが、大別すると音色を加工する装置と、レベルを加工する装置(ダイナミクスといいます)に大別されます。音色を加工する代表的な装置がイコライザーで、レベルを加工する代表的な装置がコンプレッサーやリミッターです。

僕はマスタリングプロセッサーを使っています。名前ではなんだかよく分かりませんが、総合的に音を調節する装置・・・と言えばいいのでしょうか?音色とダイナミクス全部できてしまう機材です。

最近はマイクアンプに加工する機能も内蔵して、チャンネルストリップと呼ばれる機材が増えています。マスタリングプロセッサーはチャンネルストリップからマイクアンプを外したような感じです。

マスタリングプロセッサー、dbxのQUANTUM2を使い始めて8年くらい経ちました。今年の初夏ごろから調子が悪く、設定をメモリーできるのですけど、メモリーされなかったりして嫌な予感がしていました。既に製造中止ですから、DSPやロジック部分の故障だと修理不可能でしょう。

Quantum2_2ハムフェアの翌週スイッチを入れると、メモリーエラーが表示され、リセットを促すメッセージが表示されました。しかたなくリセットすると、初期設定状態で起動しましたが、設定を変更してもメモリーされません。症状からはバックアップ電池切れのような感じです。

バックアップ電池切れなら僕でも修理できるかも・・・と思って、ものは試しで中身を見てみることにしました。バックアップ電池によるバックアップ電源には、色々な電池が使われていて、最悪はスポット溶接されたボタン電池が基板にハンダ付けされてることもあります。

基板をみると、それらしいボタン電池がソケットに納まっています。さすがdbx、プロ向け機材ですから長期間使われることを考えていますね。
電池は近くのコンビニで買ってきて交換しました。電池交換後はエラーメッセージも出ず、メモリーも正常に動作するようになりました。いゃぁ、良かった。

初めて中身を見ましたが、良くできた基板だし、シッカリと作ってあります。やっぱりプロ用の機材はちがいますね。基板を見たとき、バックアップ電池と一緒にクロックの発振器回りも見てみましたが、やはり水晶発振でした。でも、このQUANTUM2の水晶発振子は低ジッターの特別仕様の発振子だそうです。見た目は普通でしたが音に不満はないので触りません。


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