小さくてHFハイバンド5バンドで遊べるビームアンテナ・・・・・性能面も考慮すると、選択肢は多くありません。
小さいけど、飛ばない・聞こえないでは意味がありません。フルサイズ並とは言いませんが、ソコソコ聴こえて飛ばないと面白くありません。
アンテナに制約がある場合こそ、マルチバンドで旬なバンドを楽しむようにしないと、無線したくても相手がいない日が多くなってしまうと思います。
そんなわけで、僕はクッシュクラフトのMA5Bにしました。HF-5Bも良いアンテナですが、細かい部材の強度が今一つで、だんだんとガタがきました。
緩んで落下などはしませんが、薄いアルミで作った部材が多く、固定ビスを締め込むと部材が変形して固く締められないのです。
MA5Bはそんなことはなく、ホースバンドでエレメントを固定するスタイルですが、しっかりと固定できますし、風で揺すられてもガタがきたりしません。また、アンテナとして単純な形ですので、組み立てやメンテナンスがラクです。キャパシティハットは邪魔ですけどね。効率的な短縮のためには仕方ありません。
MA5Bは便利ですが、MA5Bを上げると6mのアンテナに困ります。省スペースだからMA5Bを選ぶわけで、タワーならマストに2枚程度は簡単ですが、MA5Bを選ぶような環境では、更に6mのヤギを載せる余裕はありません。
僕もそうです。ですから、自分でクリエートの786Cを取り付けて、なんちゃって6m2エレにして、MA6Bとか冗談で言ってたら、本家からMA6Bが発売になりました。
MA5Bの弱点である、
1. 18/24メガがRDP
2. 50メガに出れない
の2点を解決しています。エレメント数は18/24用の反射器追加と50メガの2エレ追加と3本から3本追加の6本と増えていますが、6mのエレメントは軽いので重量はそれほど増えていません。
18/24用の反射器は輻射器をちょっと長くしたタイプでしょう。50メガは18/24の輻射器にパチスチックエレメント方式で輻射器を取り付けて、別途反射器を用意した2エレです。
この方法、MA5Bに6mをアドオンするために、僕もシュミレートしたのでよ~~~くわかります。安定した2エレの性能が得られます。
僕がこうしなかったのは、50メガのエレメント1本追加でなんとかしようと思ったからです。
MA6Bは年明けに出荷開始のようです。