この週末は音創り研究会の研修旅行(?)でした。研修旅行はNHK放送博物館の見学からスタート。
多くの放送機材が展示されていて、一部は動態保存されています。
音創り研究会のメンバーは無線家ですから、展示に物に興味津々。
特に歴史を追って多数展示されている放送用マイクの代表的なものは、同じ声と音で録音されていて、マイクの聴き較べができるようになっています。マイクの特徴が一目瞭然です。僕はAベロが気に入りました。
でもダブルボタンマイクの見た目もいいなぁ~。
NHK放送博物館で一番感動したのは富田勲さんも使っていたムーグのアナログシンセサイザーでした。
高校生のころ、友人がミニムーグを買って、ミニムーグは少し触ったことがあります。プログレ少年でしたが、いゃぁ、こんなことろでムーグのホンモノを見れるとは思いませんでした。
見学の二カ所目は名曲喫茶。最近はお店も減っているようですが、今回は阿佐ヶ谷駅近くのヴィオロンにお邪魔しました。
ご主人はヨーロッパまで行って、真空管や戦前に生産されたデットストックの抵抗などを収集している筋金入りのマニアです。
お店のスピーカーは平面バッフルタイプですが、地下まで掘り下げてある念の入れよう。なんというか、お店全体がエンクロージャーみたいな雰囲気です。
週末などの夕方~夜にはミニコンサートなどもあるようです。
宿は今年は荻窪に古くからある旅館に泊まりました。荻窪と言えばラーメン。春木屋さんのラーメン、久しぶりに食べましたが美味しかったです。
翌日の日曜日は、お台場で開催されている「オーディオ&ホームシアター展」を見学。
22チャンネルサラウンドや、ミニコンサート、24/96のハイレゾ音源の試聴など、入場無料でしたが、とても充実していました。ビクターのウッドコーンスピーカー、いい感じで鳴っていたので印象的。
もう一つはクボテックのリアル3Dオーディオシステム。5.5インチの小型スピーカー一発で、コンサートホールの雰囲気が匂ってくるような臨場感でした。
こちらはDSP制御のようでしたが、自然な効き方で違和感は感じませんでした。違和感があるのは5.5インチのチッコイスピーカーだけで凄い臨場感があることですね(笑)。
色々と発見があり、またいい音を聴いて耳も幸せな研修旅行でした。