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Channel: アマチュア無線 by JI1ANI
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XU7TZG 24/PSK31

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久しぶりにPSK31でのモードニューでした。カンボジアは距離的には全く問題ありませんが、WARCバンド、しかもデジタルモードはなかなか難しいエンティティーです。

でも、最近はXU7TZG Timさんがとってもアクティブです。アクティブティーが高いうちにセッセとQSOした方が良いと思います。

XUは意外とハイバンドの上の方が穴じゃないですか?実は10mはPSK31は未交信ですし、RTTYは焦げついているんです。CWとPhoneは結構できていますけど、デジタルモードは厳しいなぁ・・・。


MFJ-1026 ノイズキャンセラー改造後

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Mfj1026modMFJ-1026を使い始めて半年近く経ちました。自分なりに使いやすいように改造して、現在ではこんな感じになっています。

僕の場合、無線機の受信アンテナ入力部分に挿入するので、キャリコンは使いません。
一番左側のT/R DELAYのポッドは取り外して、基板上は直結(DELAY最短)にしてあります。

ポッドの代わりにAUX(ノイズ)アンテナとメインアンテナを切り替えるトグルスイッチを取り付けました。電源スイッチに無関係に無線機への入力をAUXかメインアンテナで切換できます。
回路的にはAとBをスワップするようになっていて、ノイズキャンセル時に位相が足りない場合には、このスイッチで入力を逆転させて位相差を出せるようにします。


ツマミは微妙な調節が多く、オリジナルでは細すぎるため20Φのものに交換しました。本当は30Φ程度に交換したいのですけど、ツマミの間にあるプッシュスイッチがあって、30Φだと回した時にプッシュスイッチに指が当たっちゃいます。

同時に内部のポッドも安物のポッドを大型の同容量のポッドに交換しました。交換したことで微妙な調節でスムースにできるようになりました。
やはり小型のポッドだと回転角度に対する容量変化は同一でも、変化していく時の「滑らかさ」がありません。

大型のポッドだととても滑らかに変化するのです。特に変化が急激なヌル点を見付けるPHASEは滑らかさが命です。
PHASEのポッドを大型で信頼性の高いものに交換するだけで、ノイズキャンセルがかなり楽にできるようになります。

内部的には前回ご紹介した時から殆ど変更していませんが、ノイズキャンセラーの場合はノイズキャンセルに微妙な操作が必要なため、性能よりも「使いやすさ」の改善が重要に感じます。

OY1DZ 21/PSK31

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いゃぁ~~~~頑張りました。というか粘りました。2時間くらい聞こえたりカスカスになったり、強くなったりしていました。
最初は330度辺りで良く聞こえていましたが、だんだん信号が弱くなって・・・・カスカス。諦めて小一時間テレビを見てから戻ると、信号はプリンタブルに。

ビームを調整してみると、今度は355度、ほぼ真北から強く聞こえています。北極回りってことでしょうかね?
OYですから、もともと北極みたいなモンですけど・・・。

Sメーターが振れる寸前まで強くなった時にコールしたら、ちょうどパイルが途切れたみたいでコールバックがありました。
OYとは5回目のQSOですが、CW Phone RTTY PSK31と、僕的にはオールモードでQSOすることができました。久々にPSK31でのニューエンティティーです。

あ、それなりに強い時はMini-Whipでも見えていましたヨ。Mini-Whipサイズを考慮すると、恐ろしく良く聞こえます。びっくりです。親指程度の金属板で良く聞こえるなぁ・・・・。

はんだす~~太郎

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基板の部品の取り外しに大活躍のはんだシュ太郎の調子がおかしい・・・・。シュッとはんだを吸い上げるのがシュ太郎の特徴なんですが、吸い上げる勢いが落ちてス~~~~としか吸わない。
これでは基板のスルーホールのはんだを吸い上げることができません。

このような状態は以前にもありましたので、ハンダを吸い上げるポンプの掃除が必要・・・と思って丁寧に掃除しました。
吸い上げたハンダがポンプの中に固まっているので、丁寧にそぎ落として、ポンプのピストンリングに相当するゴムリングも清掃し、軽くハンドクリームを塗ってポンプは完璧。
単体ではトリガーを押すと、バネの力で「シュッ」と動作するようになりました。

イザ本番・・・・って使おうとすると、あれれ??  はんだす~~~太郎のままで、吸い上げる勢いがありません。
先端をみると、吸い上げるパイプの内径が随分と小さい。0.1mmΦ程度。

どうやら先端のパイプも詰まっているようです。そういえば、本来は溶けたはんだを吸い取る使い方が基本ですが、基板のスルーホールに残った部品の足なども一緒に吸い上げることもあります。
でも、はんだ吸い上げポンプのシリンダーの中には部品の足は見当たりませんでした・・・・。

ということは、部品の足は溶けたはんだと違い、吸い上げた勢いでポンプまで吸い取られず、金属パイプの内部に溜まっているようです。たぶん、それが詰まっているのではないかと想像しました。
はんだシュ太郎を十分温めてから、ポンプを何回も動作させてみましたが、全然通りが良くなりません。す~~~~~のままで、シュッとはなりません。

こりゃ、本格的に詰まっているようです。バネで吸い上げる力ではどうにもならないなら、パイプの中に棒を入れて突ついてあげる方法しかありません。
棒といってもパイプの直径は1mmΦ程度ですから、手持ちの0.4mmΦの錫メッキ線を5cm程度カット。
はんだシュ太郎を十分温めてから、やけどしないようにペンチで錫メッキ線をつまんでパイプ掃除よろしく、突つきました。

数回突ついてから、ポンプを動作させるとシュッと元気良く吸いこむようになりました。いゃぁ、ハンダ吸い上げ器のポンプ掃除は定期的にしていましたが、吸い上げるパイプ掃除は初めてでしたが、上手くいきました。
最近直径が小さいスルーホールは上手くはんだを吸い取れませんでしたが、パイプ掃除後は綺麗に吸い取れるようになりました。

因みにはんだ吸い取り器を使う場合、取り外すランドに融点の低いはんだを追いはんだしてから、吸い上げると上手く行きます。
特に融点の高い銀入りはんだを使った場合には、この方法が有効です。

ALINCO DX-SR9T デイトンで登場

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Dxsr9t昨年のハムフェアのアルインコブースで試作品として展示されていたDX-SR9Tが製品として発売されるようです。デビューはデイトン。

詳細は不明ですが、昨年のハムフェアでの説明と広告から想像すると、ベーシックなトランシーバーとして発売されたDX-SR8の機能をベースにして改良を加え、更にSDR無線機としての機能を追加したのがDX-SR9Tと考えれば良いのではないかと思います。

DX-SR8は本体とフロントパネルがセパレートタイプですから、フロントパネルだけを机の上に設置するような運用が可能でしたが、その特徴はDX-SR9Tにも受け継がれているようです。

SDRモードだとフロントパネルでの操作は不要ですから、広告にあるように「SDR」と表示して終わり・・・なんでしょうね。

肝心のSDRソフトは無償で提供されるようです。恐らく既存のSDRソフトも使えるのではないかと想像していますが、どうかな?価格は恐らくDX-SR8と同じかやや上がる程度と思います。

普通の無線機+SDRとしてはKX3も同じ構成です。この2機種は送信出力もサイズも機能も異なりますので競合するとは思いませんが、インターネットでのリモートコントロールへの対応など、今後の無線機のトレンドを示しているように感じています。
(KX3を2台用意して、インターネット経由で接続すればパネルと本体分離形のように使えます)

EA7ACU 24/PSK31

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24メガPSK31での初EAです。SSB/CW/RTTYはCFMしているけど、PSK31だけ抜けていました。今日はSN:136とハイバンドがいいかな?と思ってワッチしていると、カスカスでCQが聞こえてきました。

コールしたらQSBの谷で応答が判りませんでしたが、途中から浮き上がってきて、なんとかQSBの中で交信できました。これもPSK31ならではかな?
CWだったら応答が確認できなかったと思います。送信に時間がかかるのもこういう所ではノンビリPSK31のメリットですね。

EA9ACUだけしか見えないので、クラスターにスポットしたら「オープンしているんだ・・・」ということでしょうか?何局か見えてきましたけど、Newは無し。

Mini-Whip作ってみましたが・・・・・

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Photo Mini-Whipを作ってみました。回路はオリジナルと同一ですが、定数を少し変えて長中波の感度を下げて短波帯狙いです。

本家のMini-Whipは長波~短波まで高感度なんですが、高感度が災いして中波ラジオのお化けが3メガ辺りまできこえちゃいます。

お化けはMini-Whip本体で生成されていますので、無線機側にローパスフィルターを入れても消えません。

そこで、中波帯の感度が低いけど、短波帯は聞こえるMini-Whipを作ればいいじゃんか。

ってことになったのです。基板は先日作ったHPFの切れ端の秋月SMD基板に銅テープを貼って使っています。
手持ちの部品で作っているので、ちょっと見苦しいですが、30分ほどで簡単に作れました。
アンテナ部分も基板の切れ端です。
素子はMini-Whipの定番、J310と2N5109を使っています。

Miniwhip早速本家と比較してみました。本家よりも長・中波の感度が下がっていて、短波帯がほぼ同じ・・・・なら狙い通りなんですが・・・・。

というわけで、APB-3のネットワークアナライザーで調べてみました。
ガラスのコップに電線を巻き付けてリンクコイルとして、コップの中にアンテナを入れて測定する簡易的な測定です。

最初に本家のMini-Whipで計測して正規化(0dBのライン)してから、自作アンテナを計測しました。
計測結果を見ていただければわかるように、正規化した本家は直線になっていますが、そもそも±10dB程度は計測誤差がありそうです。

特性的には狙ってように長・中波の感度が下がっていますが、短波のローバンドもかなり感度が下がってしまいました。これはマズイ。1.8メガは多少減衰しても良いですが、3.5メガ以上はソコソコでないと・・・・
う~ん、ハイバンド専用sign02のMini-Whipになってしまいました。

APB-3のスプリアス対策

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48k APB-3でスペアナ機能を使うと、±48kHz辺りにスプリアスが確認できます。最初は測定物のスプリアスだと思っていましたが、何を測っても決まって±48kHzにスプリアスが現れるので、APB-3のスプリアスだと判明しました。

結構目立つし、近傍スプリアスを調べるととても邪魔になります。
慣れればどれがスプリアスかは大凡見当がつきますけど、スプリアスがなければ・・・とちょっと悔しい思いをしていました。

先日、ときどき確認しているおじさん工房のAPB-3のサポート掲示板にAPB-3 スプリアス改善 として、この問題の改善方法が掲載されました。

発振器の電源を基板上の別の電源に切り替える・・・という内容で、発振器の電源にクロックノイズが乗ってしまったことが原因だったのかな?
カプトンテープは持っていませんから情報通りに改造はできませんが、僕なりに考えて改造してみました。

スプリアス48k_2対策は劇的に効きました。因みに同じ発振器を対策前・対策後に同一条件で計測した結果ですからね。

うひゃぁ~~~sign03

ってくらい綺麗になっちゃいました。

対策後の測定では±48kHzではダイナミックレンジも110dB近く取れているようです。近傍スプリアスもRBW 7Hzなら100dB超えるでしょうね。

これならAPB-3を使って発振器の近傍スプリアスもかなり詳細に調べることができそうですし、メーカー製の高級測定機にも対抗できるようになってきました。

このスプリアス対策を行うと、APB-3は数倍パワーアップした感じではないでしょうか?スペアナ機能はAPB-3で一番人気がある機能だと思います。僕もそうですし・・・・。
とても嬉しい改善です。


Mini-Whip リベンジならず

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Miniwhip_ver3先日自作したMini-Whipの感度が悪い理由を考えてみると、どうやら両面基板であることが原因のように思いました。
回路的には非常に単純ですから、間違えている可能性は低いですし、何回確認しても間違っていませんでした。

Mini-Whipはハイインピーダンスの入力回路なので、両面基板でインピーダンスが下がってしまった??のではないかと思った次第。

そこで、今度は片面基板を使ってリベンジすることにしました。回路や構成は前回と一緒です。
ネット上でも結構こんな感じで自作している例を見かけます。

出来ばえは前回よりも良くなっていると自分では思っていましたが、前回よりも感度が上がって本家の性能に近づいたものの、本家と比較すると感度が10dB以上悪いです。

本家と同一の回路なのですが、とうも、実装上のノウハウがありそうです。本家は塩ビパイプの中に納まっていますので、どのような実装になっているのはわかりません。プリント基板化しているのは間違いないと思いますが、基板にしただけでこんなに違うのかな??

簡単な回路なので2回製作しましたが、本家に連敗してしまったので、僕なりに「Mini-Whipを回路図だけで製作しても、本家の性能の再現は難しい」と結論を出しました。
もしかすると、僕と同じように回路図から製作した方々のMini-Whipも、本家と比較すると性能が異なっている可能性が高いのではないかと推測しています。

本家Mini-Whipを使っている方の記事は別として、自作のMini-Whipアンテナは僕と同じような状態になっている可能性もありそうです。本家のMini-Whipは間違ってスペアナの入力チップ飛ばす程ゲインありますからねぇ・・・・。

でも、僕の実装のどこが悪いのかなぁ・・・。もっと部品の間隔を空けてスカスカ実装すればいいのかな?金属プローブのサイズはあんまりシビアじゃなさそうだし、変だなぁ。

VK9NT 10/RTTY

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Oceania Dx Groupによるノーフォーク島のペディションです。ノーフォーク島は伝搬的にはチャンスが多いため、結構QSOできていますが10メガのRTTYは未交信でした。
結構ノイズが多くて、バケバケプリントでしたが、ノイズキャンセラーを使って呼べる程度(コールバックが大凡確認できる)でプリントできるようになりました。

数回コールするとSolid Copyで自分のコールバックが確認できました。ちょうどQSBの山に当たったようです。
一時間くらい前には大パイルだったのですが、一回引っ込んでからカムバックしたみたいですね。皆さん夕食なのか、カムバックしてから早かったのか、クラスターにもアップされた割りにはJAのコールは少ないようでした(ノイズであんまり判りません・・・)。
ペディは5月13日までの予定です。

UK9AA 28/RTTY

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今日はコンディションが良いみたいです。Aインデックスも一桁になっていますし・・・。ウズベキスタンは28や24でデジタルモードで交信できませんでしたが、やっと交信することができました。
やはりノイズが酷くてノイズキャンセラーを入れてプリンタブルに。

ときどきスッとノイズが消えて、暫くするとジャーーーーって入るので家電製品だと思うのですけどねぇ。
今晩は28が結構いいみたいです。ビームアンテナなら結構遊べるんじゃないかな?

Z81X 21/CW

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南スーダンのペディです。7日の宵の口には28メガのCWで強力に聞こえて、気合を入れてコールしましたが、バーチルでは力不足は明らかで残念ながらGetできませんでした。
ハイバンドは皆さんビームアンテナですからねぇ。

昨晩は21のCWにQRVしているのを発見。短縮2エレで529~569くらいで聞こえました。Mini-Whipを2本合成した受信アンテナでも509~569と、底が下がるもののピークでは同じ位の強さで聞こえました。
短縮2エレと比較すると平均でS2弱程度の差でしょうか?フルサイズの2エレと比較すればもっと差があるのでしょうけど、短縮2エレを嘆くべきか、Mini-Whipを褒めるべきか難しいところです。まぁ、腐っても2エレですので、Mini-Whipを褒めたいですけどね。

昨晩の21CWは皆さん仕事から戻っている時間ですので大きなパイルです。EUも含めてUP1~6くらいまで殆ど隙間なくコールしている局がいる状 態です。パイルの山ではコールする局のコールが聞き分けられない程過密状態。これでは短縮2エレにベアフットでコールバックは期待できません。

メゲずに5分ほどダンスを踊っていると、UP6付近で数局ピックアップされました。フト「こんなパイルじゃぁピックアップするの大変だろうなぁ・・・」と思ってダンスの輪から外れ、誰もコールしていないUP9辺りでコールしてみると、2回目でコールバックがありましたhappy01
以心伝心とはこのことか?

VK9NT 7/RTTY

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10メガRTTYに続いて7メガのRTTYでも交信できました。7メガもNAやJAの凄いパイルアップでした。リニアにビームアンテナの方々もコールしていて「これはアカン」と参加早々諦めモード。
パイルが凄いのに59+15dBのインバーターノイズまで出ていて、ノイズキャンセラーを入れないとプリントできません。幸いノーフォーク島はノイズ源とは逆方向なので、ノイズキャンセラーを入れればプリンタブルなレベルです。

こんな劣悪な環境ではリキも入らず、コールバックの周波数は無視して、皆さんの隙間を探してはコールするようなスタイル。コールするより隙間探す時間の方が全然長いです。
運良く隙間を探して上の方まで行ったところでコールバックがありました。
しかし、今週はノイズキャンセラー大活躍です。使わないとQSOできなかったのが殆どです。

DX Engineering NCC-1 再登場

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Dxencc1ノイズキャンセラーとしてMFJ-1026を使っていましたが、ノイズがキャンセルできないことがあります。まぁ、そういうこともあるのかと思っていましたが、原因が判りました。
MFJ-1026は位相が180度ではなく150度くらいしか可変できないのです。メインとノイズアンテナを入力で切り替えても300度程度しか位相を可変できないようです。

また位相コントロールがクリチカルでヌルポイントを見付けるのに、とても微妙な操作が必要です。バンドとキャンセルする対象のノイズが決め打ちなら問題ありまんせが、バンドチェンジしたりすると、ノイズをキャンセルするのに5分くらい操作することもしばしばです。

そこでノイズキャンセラーのキャデラックと称されるDX EngineeringのNCC-1を購入しました。実は以前に所有していましたが、当時は全く利用しなかったので数年前に手放したのです。
ここのアパートに引っ越してMFJ-1026を購入して使っていたものの、NCC-1の使い心地が忘れられず再度の購入です。

NCC-1の特徴は、2本の同スペックアンテナのペアでの使用が前提だと、操作が非常に簡単で、ノイズキャンセルまでの所要時間がほぼ10秒程度でできるという、その操作性です。
もちろん、異なる2本のアンテナでもノイズキャンセルでき、その場合でもMFJ-1026より簡単にノイズキャンセルすることができます。

但し、ノイズキャンセルの仕組みは同一ですので、キャンセルの効き目に差は感じません。NCC-1はノイズキャンセルまでの時間が短い(簡単にできる)ことが最大の特徴です。
もう一つの特徴は同軸給電の受信アンテナに対応していて、内部のジャンパーピンの設定だけで変更できます。またMFJ-1026のように、位相が180度可変できない問題もなく、2本のアンテナで受信できるノイズならば消せないノイズは無い・・・って感じです。
※片方のアンテナでしか受信できないノイズはキャンセルできませんが、そもそもノイズが聞こえない片方のアンテナのみで受信するように設定すれば問題ありません。

反面、MFJ-1026を2台積み重ねた程度の大きさで、鉄製の頑丈なケースになっており、場所を取ります。でもケースが大きいので、位相調整ツマミも無線機のVFOダイヤルと同じくらいで操作性は抜群。
MFJ-1026のクリチカルさと比較すると、指一本でクルッと位相調整ダイヤルを回せば、簡単にヌルポイントを見付けることができ、ノイズキャンセルの難しさは全く感じません。

現在2本の自作Mini-WhipをNCC-1に接続し、受信専用アンテナとして使っていますが、使い心地は最高です。
メインのスクリュードライバー(短縮バーチカル)との比較では、感度は同等かそれ以上(位相合成によるビーム効果)ですし、逆にノイズキャンセルアンテナとして特定の方向にヌルポイントを持った受信アンテナとしても使えます。
位相合成によるビーム効果は2dB程度で、Sメーターを良く見ていないと差は感じませんが、確かに狙った信号が強くなって聴きやすくなります。特にノイズギリギリの弱い信号では明確に差を感じます。
ノイズキャンセル効果は、いままで通り7メガでのS9+20dB近くのインバーターノイズも綺麗に消えてS0になりますが、そのキャンセルするまでの過程がめちゃくちゃ簡単になりました。

JY5IB 24/PSK31

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ヨルダンからデジタルモードにアクティブなNartさんです。先日の14メガに続き24メガでもQSOできました。
実は当初はUA9とかとQSOしていて、信号が今一つ弱くカスカスでプリントもバケバケでした。その後、幸運にもJA6の方がコールして、NartさんがJAにアンテナを振ったのでしょうSolid copyになりました。

ヨルダンのPSKはNartさんだけかなぁ、他の局は一回もプリントしたことがありません。RTTYはたまに見かけるのですが・・・・。


D2QR 21/PSK31

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SN:149 A:5 K:1を裏付けるように深夜にアフリカが聞こえました。信号も強くて数回コールしてコールバックがありました。
14メガに続いて21メガでのQSOです。早い時間に28メガでもスポットされていましたが、コールする局はプリントできたものの、御本尊は確認できず。
今日はコンディションが良いので、寝る前に21メガをワッチしたら・・・ということです。
でも、今ログを見たらアンゴラはPhoneでは未交信でした・・・・。

電池切れとギリギリの狭間

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僕は自作したマイクアンプを使っています。マイクアンプにはDCDCを内蔵して両電源を作っていて、電源は安定化電源の13.8VをDCジャックに繋げるようにしています。音創り研究会の標準仕様(?)です。

さて、自作したマイクアンプのDC電源として実験用安定化電源を使っていましたが、試しに乾電池パック(単三8本タイプ)にしてみたら、なんか音がスッキリするんです。
電源で音が変わるのは色々と経験していますので、そんなに驚くことはありませんが、やはり電池はいいですねぇ。恐らくインピーダンスが低いことが影響しているのではないかと思います。

それからずっと乾電池パックを電源として使っていますが、自作のマイクアンプには電源スイッチがありません。これも音創り研究会の標準仕様(?)なんですが、電池パックに付いているスライドスイッチでマイクアンプをON OFFしています。
でも、無線機の電源は切り忘れませんが、マイクアンプの電源は時々切り忘れてしまいます。でもマイクアンプはそんな電気食わないし・・・と思っていました。

オンエアーしようと思って送信すると無変調なんです。無線機から辿ってみると、マイクアンプの故障のようでした。
無線機にスイッチを入れて、同時にマイクアンプ用の乾電池パックのスイッチを入れた時は問題なく動作していましたので、ワッチしている小一時間の間に故障したようです。

そこで、マイクアンプのチップが飛んだかな?と交換してみました。電源を入れると「おっ、動作するじゃん」ということでチップ不良のようでしたが、1分もすると、チップを入れ換えたマイクアンプが沈黙・・・。
どうやらチップでは無さそうです。目視でイモやテンプラハンダらしき部分を確認して、数カ所ハンダ箇所を再加熱してから通電すると「おっ、動作するじゃん」
そして1分程度でまた沈黙・・・・・。

?????

これはマズイ、電解コンデンサー?? ということで、安定化電源に接続してテスターで各部の電圧を当たり始めましたが、問題ありません。バッチリ動作しています。もちろん不良と思われたチップに交換しても大丈夫。10分しても大丈夫です。
そこでマイクアンプを無線機に接続してみると最初は動作しますが、1分程度すると動作しなくなります・・・・。あんなこんなで今日の午前中1時間くらい悩みました。

結局、原因は電池パックの電圧低下でした・・・。無負荷では9V程度なんですが、マイクアンプに接続すると7V程度となり、マイクアンプに内蔵したDCDCの動作下限電圧を下回ってしまうのです。
スイッチを切って暫くすると電池が回復してDCDCを駆動できますが、1分程度すると電池がへたってDCDCが停止して沈黙・・・。まだまだ大丈夫と思い込んだ結果です。

電池を交換して修理完了。いゃぁ、お恥ずかしい話です。

Mini-Whipを使ったノイズキャンセル その3

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Photo_2 NCC-1を使ってみて、改めてその操作性の良さに驚いています。クリチカルだったノイズキャンセル操作が、とても簡単にできるのです。

MFJ-1026は改造で取り付けたアンテナ切換部しか使わなくなってしまいましたので、NCC-1でノイズキャンセルすることにして、全体構成を見直しました。

ノイズキャンセルには複数のアンテナが必要です。一般的には2本必要です。この2本のアンテナは周波数特性や利得、偏波などがなるべく同じものが好ましいです。ベストは同一のアンテナを2本ですね。

ダイポールやバーチカルを2本、しかも同じ高さに・・・とか考えると現実的ではありませんが、Mini-Whip2本なら、なんとかなります。2本のMini-Whipを作って、NCC-1に接続してノイズキャンセルすると、スパッと綺麗に効くのです。

2本のMini-Whipは自作とはいえ、ほぼ同じですから、差は設置環境だけです。やはり、ノイズキャンセルが難しいのは、メインの送受信用のアンテナとノイズアンテナで設置環境や利得、周波数特性、偏波面、それに設置場所の差で、条件が異なるからではないかと思います。

一般的に言われている「ノイズアンテナでメインアンテナよりも、ノイズを強く受信できればキャンセルできる」は嘘ではありませんが、経験上、そのようなア ンテナの設置は困難です。大抵はメインアンテナではノイズアンテナ以上にノイズを強く受信します。だって、みなさん性能が良いからメインアンテナにしているわけです。

位相を打ち消してキャンセルするなら、同じ性能のアンテナ2本が良いことは理解できますが、性能が良いアンテナを2本建てるのも、これまた現実的ではありません。性能が良いアンテナは大きくて長いのです。小さくて性能が良いアンテナがあればベストです。

Mini- Whipは極小ですが、性能はソコソコあります。超DXは無理ですが、そこそこDXは十分聞こえます。国内だったら全然問題ありません。
僕のところではメインのアンテナでSメーターが振れ る信号なら、Mini-Whipで聞こえますヨ。でも、S2でDX聞こえていても、S8ノイズで掻き消されてしまう・・・という状態を解決するために考え たのが今回のシステムです。

今回はMini-WhipからNCC-1までは安価な1.5C-2Vを25m、念のために2本のMini-Whipへは等長です。2本のMini-Whipは7m間隔で設置しました。
Mini-Whipへの給電は同軸給電としてNCC-1の同軸給電機能を使いました。同軸の途中に入れる電源供給ボックスが不要になり、配線がスッキリしました。

アマチュア無線では使わなくなった75Ω同軸ですが、安価ですので受信アンテナ用としてはオススメです。今回1.5C-2Vを使っているのはアルミサッシ窓の隙間を通す必要があるためで、壁に同軸引き込み用の穴があれば、ホームセンターで安価に購入できる太めな同軸を使ったと思います。
なお、Mini-Whipでは50Ωでの利用と75Ωでの利用で差は感じませんでした。

無線機への接続は、ノイズキャンセラーNCC-1の出力を無線機の受信アンテナに接続しました。このようにすると、無線機側で普通のアンテナとMini-Whipを切換できます。
普段はメインのアンテナで運用し、ノイズキャンセラーを使いたい時には受信アンテナを選択するわけです。
もちろん、ノイズがない時もMini-Whipを受信のサブアンテナとして使っていますが、DXがメインアンテナよりも強く受信できることが結構あります。

TS-990 PSK31のIMD特性

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TS-990を購入しました。これからボツボツと気づいた点などを記事にしていこうと思います。

TS-990でのデジタルモードの運用は、データの入力方法を本体+キーボード、マイク端子入力、背面アクセサリー入力、光入力、USB入力から選べますが、興味があるのはUSBと光です。

Ts990_psk31_opt_best_2送信機系統図をみると、USB入力は無線機の内部で一度アナログに変換して、再度デジタル変換してDSPに送られます。
ですからTS-990のUSB入力は、一般的なPCにUSBオーディオ装置を外付けして、アナログ出力を無線機のライン端子に接続した場合と同じ構成で、USBオーディオデバイスを無線機に内蔵させたイメージです。

USBで使われているPCM2903はS/P DIF出力を持っているので、USB端子はDDコンバーター方式でUSB信号をデジタルのまま直接DSPに入力するのだと思っていました。残念。

USBに対し、光端子は入力信号がDSPに直結sign03されています。これは嬉しいです。光だと回り込みの心配もありません。

TS-990が届いてから色々なモードでワッチしていますが、全般的に歪みが少なく感じます。表現が難しいのですが、ボリュームを上げてもうるさくない音かな?
音調はこれが伝統のケンウッドサウンドなのでしょうか?抜けが良く、帯域以上の広がりを感じる音質です。受信音の印象は「歪みの少ないTS-990」ですが、送信はどうでしょうか?

TS-990でPSK31を運用しましたが、DXからの応答率が上がったように感じています。PSK31で応答率が上がる理由の一つに送信IMDの向上が考えられます。
基本的に出力を犠牲にすればIMDは向上しますが、そうは言っても数十W出力とフルパワー出力の応答率の差は大きいです。せっかくの200W機ですから、IMDを確保しつつパワーを出したいので、フルパワーに近い状態でのIMDの状況を探るのが今回の目的です。
TS-990のIMDをベストな状態にするわけではありません。

IMDの計測はTS-990にPCとダミーロードを接続、PCでLogger32を使ってTS-990内蔵のUSBオーディオデバイスもしくはPC内部のサウンドカード(光出力)でPSK31信号を生成して送信します。
受信は同軸切換器を使ってダミーロードに送信中の信号をピックアップ、自作のDCモニター受信機で受信したオーディオ信号をPC上のWaveSpectraで計測しました。なお、周波数はDCモニター受信機の関係で3.5メガで計測しています。

図はTS-990にPSK31信号を光入力した時のIMDを計測中の図です。IMDは-35.1dB+6dB(2トーンなので)=41.1dBですけど、PSK31の場合は+6dBしないでIMDとして表現することが多いようですから、この記事ではf1 or f2と3次の差をそのままIMDと呼ぶことにします。

TS-990のUSB入力はPCに専用ドライバーをインストールして利用しますが、PC側で「スピーカー」と表示されるデバイスが、TS-990のUSB入力なのです。でも、無線機側からすると入力されるわけで、ついつい「マイク」と勘違いしてしまい「動かねぇ・・・・」と暫く悩みました(笑)。
色々と試したところ、PC側のUSB スピーカーの出力レベルは2が最良点のようです。もっとネチッコク調べると他にポイントがあるかもしれません。

USB・光両方とも、PSK31信号を生成するオーディオデバイス自身のIMD最良点を探してから、次にTS-990の入力レベルを調整しつつ、再度オーディオデハイスの出力レベルを微調整して最終的にIMDが良くなるように調整した結果を纏めました。パワーとALCの値は、TS-990のメーター表示を目で読み取っています。ALCは赤い線の最大を100%とし、適正エリアを超えるとoverとしました。

Ts990_psk_imd_test_3

USB・光入力両方とも定格に近い出力でPSK31の送信IMDが-35dBを超えるポイントを見つけて「おお~~~」って喜んだのですが、TS-990のカタログにIMDのグラフが掲載されていて-35dB程度と読み取れます。なんのことはない、PSKでも同じという結果です。なんだかスペックの検証になってしまいました。

PSKでは定格出力の半分程度の出力で・・・という注意がありましたが、DSP機の場合は様子が違うようで、調整次第でIMDを確保しつつほぼ定格出力できる機種が多いと思います。

最後に本体にキーボードを接続してPSKモードで送信してIMDを計測してみました。マニュアル通りの設定でIMD最良点を見つけることができましたが、外部入力と較べて、なぜかIMDが数dB劣る結果となりました。
でも、USBや光接続はオーディオデバイスの調整と本体の入力レベルの調整に半日以上時間がかかりましたので、お手軽運用と多少は差がないと・・・ね。

「Windowsオーディオエンジンで音質劣化」を読んで

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HiFi-SSBなどというちょっとコダワリを持っていなくても、遠隔操作とかVoIPとか・・・・無線とパソコンは切り離せない状態になってきました。
オーディオでもPCに楽曲データを蓄積して、サウンドカードで再生してから、オーディオアンプで増幅するという聞き方が大半か、それ以上になっていると思います。

Windowsの中で音質が悪化していることは、従来からマニアの間で指摘されていましたが、その証拠となる記事が「Windowsオーディオエンジンで音質劣化」です。
ここまで明確に音質が悪化する理由を説明している記事は見たことがありません。半年前の記事ですが、見逃していて先日見つけました。

自分でもオーディオプレーヤーをWASAPI対応のfoobar2000に換えてから、音が良くなったように感じていますし、記事にもしましたが理由が分かってスッキリ気分です。

記事にあるように、そりゃぁいくつかの音源が同時に一つのデバイスに対して要求かけるわけですから、ある程度の余裕を持つか、複数の音源から入力があったら、音が割れないように頭をスライスするしか方法はありません。
特にデジタルの場合は0dBを超えた途端に音飛びしますので、この問題は致命的です。

まぁ、コンプレッサーかけているような感じだと思いますが、それにしても音質悪化しすぎじゃないですかね?
安価なベリンガーのコンプレッサーの方が音質的にはマシなように思います。まぁ、基本設計した時代が時代ですからしかたないとは思いますが・・・・。

無線用のソフトも含めてWindowsPC用のソフトは99%以上MMEやDirectSoundを使って処理しているわけですから、全部記事にあるように音が悪くなっているわけです。
デジタルモード用のソフトも同じですよね。DAWソフトのように選択できないってことは、まずDirectSoundを使っていると思います。
すると本来の発振器としてのポテンシャルを記事のような状態でスポイルされているわけです。そんなわけでWindowsミキサーは99以下に設定するようにしましょう。

簡単にいえば、PC側を100%にして無線機の入力側を絞る方法よりも、PC側で多少絞ってから無線機で今までと同じようにIMDが良くなるようなポイント(殆どの無線機がALCメーターが振れだす直前です)に入力レベルを設定すると合格点になると思います。

あ、無線機側のパワー調節はフルパワー状態がベストです。パワー絞るなら、出力を減らしたいなら、無線機はフルパワーのまま、無線機の入力レベルを下げるか、サウンドカードの出力レベルを下げて、無線機の出力が下がるのが一番良い方法です。

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