Quantcast
Channel: アマチュア無線 by JI1ANI
Viewing all 865 articles
Browse latest View live

VP6EU 7/CW

$
0
0

先週からアクティブなVP6EUです。僕はハイバンドでチョロッとQSOしているだけで、殆どのバンド・モードがニューです。

毎晩7メガで聴こえているものの、ここのところ毎晩風が強くてグラスポールを伸ばせません(ステー無しです)。
今晩は風も弱いみたいですから、久しぶりにグラスポールを伸ばしてフルサイズバーチカルで挑戦です。

7メガ用の同軸トラップを作り直したためか、7070kHz辺りでSWR1.03程度と絶好調。リニアローディングエレメントですから、使える帯域も広くてチューナー不要でどこでもQRVできそうです。

しかしパイルアップがキツイのか、OP殿のスキルなのか、今一つのペースで、本当にポツポツ拾うので、何処で呼べばいいのか??状態。
しかたなので、空いてると想像して周波数でコールすること10分。コールバックがありました。
599した後、僕の周波数でだれもコールしませんでしたので、やはりどこで拾うのか、ぜんぜん分からないんですよね。
分からないの僕だけでなくて、良かったcatface


軽量版7MHz用 同軸トラップ その2

$
0
0

P_20170228_234634_vhdr_auto

RG-316で作った同軸トラップをバーチカルで使いやすいようにΦ形で再作成してみました。

前作と比較して、トラップコイルからアンテナ線の引き出し方が直線的になってヨサゲです。

但し、やはりビビリながら製作しているため、これ以上結束バンドでキツく締め上げると共振周波数が7メガ以下まで落ちてしまうので、4箇所で妥協しています。

本来はもっとギチギチに締め上げないと天候等によって共振周波数がズレてしまう可能性が高いです。
もう一回チャレンジしてみます・・・・。

Φ形の場合、コイルの中心(写真のアクリルパイプ部分)で、同軸の芯線と網線を接続します。
当然同軸はほぐして、芯線と網線に分けるのですが、その根元を防水処理しないと、同軸の内側に水が入ってしまいます。

網線部分は毛細管現象で水を吸い込みますので、粘度の高い接着剤では防水は不十分で、同軸の内側に水がはいる可能性が高いです。

僕はアロンアルファの瞬間接着剤(液状タイプ)を根元の網線に吸い込ませるようにしています。この防水処理をすると、共振周波数が50-100kHz程下がります。
その分を見込んで、7メガの場合は7100kHz辺りで共振するように同軸トラップを作りました。

Φ形の場合は、同軸の末端が円の内側向きと外側向きで180度の異なりますので、芯線と網線をほぐした根元ギリギリのところで結束バンドで固定することが、共振周波数の安定性に直結します。

ここの固定が甘いと、ちょっと触ると共振周波数が変化する不安定な同軸トラップになりますので注意が必要です。

諸元

共振周波数  7025kHz付近
同軸  RG-316   
直径  約7cm
巻数  6.5回
形状  空芯Φ形
同軸長さ 143cm
※同軸の被覆を剥いた長さは片側3.5cm

RG316使用73.5メガ用同軸トラップ

$
0
0

P_20170305_001800_vhdr_auto

RG316を使った同軸トラップを製作しました。7メガ(写真左)と3.5メガ(写真右)です。

今までのように、同軸の束はユルユルではなく、結束バンドでガッチリと固定していますので、ちょっと触ったりしたくらいでは共振周波数は動きません。

2箇所を輪ゴムでキツく固定した状態では、7.3メガ、3.6メガ付近で共振していましたが、ご覧のように何カ所も結束バンドで固定していくことで、共振周波数が下げて調節しています。

7メガ(写真左)は狙った7025kHzまで下がらないかと思いましたが、ご覧のように多数の結束バンドで締め上げることで目標の周波数まで共振周波数が下がりました。

また、あるOMさんから、同軸トラップの放電は被覆を剥いて2本にバラケタ時の芯線と同軸のシルード(網線)間で発生することが多い・・・との経験談を教えていただきました。
つまり、Φ形は形状上、放電しやすい形となります。でも、バーチカルの場合は、Φ形じゃないと使いにくいのですよねぇ・・・。

放電対策として、白色(テフロン被覆)の芯線と同軸はなるべく離し、最低でも数mmは離れるように取り回しています。
一般的に絶縁物が大気の場合、1mmのギャップだと耐圧は1kVと言われていますので、これで結構耐圧を稼げるのではないでしょうか?放電したことないのでわかりませんケド・・・。念のためです。


諸元

7メガ用同軸トラップ(写真左)

共振周波数  7025kHz付近
同軸  RG-316   
直径  約6cm
巻数  6.5回
形状  空芯Φ形
同軸長さ 129cm
※同軸の被覆を剥いた長さは片側3cm


3.5メガ用同軸トラップ(写真右)

共振周波数  3525kHz付近
同軸  RG-316   
直径  約7cm
巻数  10.5回
形状  空芯Φ形
同軸長さ 238cm
※同軸の被覆を剥いた長さは片側3.5cm

Φ形にするため、直径を微妙に調整していますので、上記の諸元は目安です。同軸長については同じRG316でも微妙に異なると思います。
今回使用したRG316は中国製(?)と思われるため、RG316のスペック通りではない可能性があります(長さ辺りの静電容量が多めに感じます)。

RG-316の減衰特性

$
0
0

Rg316

RG-316は細くて耐圧も取れるので、イソイソと同軸トラップを作ったものの、なんせ細いのでローバンドとはいえ、結構なロスがあるんじゃないかと心配になりました。

実験中の160-80-40mの3バンドバーチカル(160mは逆L)には、同軸トラップは2個。7メガと3.5メガが入っています。

7メガ運用時はトラップを通りませんが、3.5メガ運用では7メガ同軸トラップを、1.8メガ運用時には7メガと3.5メガの両方の同軸トラップを通ります。

RG-316のスペックを調べても1/10/30MHz.... と、飛び飛びでの減衰量しか掲載されていませんで、データをグラフにして1.8と3.5メガでのロスを調べてみました。

グラフにするとこんな感じです。

3.5メガ運用時には7メガの同軸トラップのみを通過します。7メガの同軸トラップはRG-316を約1.3m程使っています。

グラフで3.5メガでRG-316の1mのロスは0.15dB程度ですから、1.3mで0.195dBとなります。-0.195dBは電力比 (Power-ratio) = 0.956093、つまり5%のロスです。
全長11mと55%に短縮していることを考慮すると、かなりロスが少ない。

また、1.8メガではRG-316は1mでロスは0.12dB程度ですから、7メガ同軸トラップの1.3mに3.5メガ同軸トラップの2.4mの合計3.7mを掛け算すると0.444dBとなります。-0.444dBは電力比 (Power-ratio) = 0.902818、つまり10%のロスです。
1.8メガのロスが少し大きいですが、こちらも50%程度に短縮されていることを考慮すると、ロスは少ないといえるのではないかと思います。

RG-316を使った同軸トラップは、軽量なため、12mのグラスポールをステー無しで立てて、同軸トラップ付きのエレメントを沿わせてもグラスポールは真っ直ぐに自立しています。
3D2Vを使った同軸トラップだと、グラスポールの先端が少しお辞儀しますから、その差は多いです。

でもRG-316は二桁周波数では結構なロスがありますので、注意が必要です。今回の3Bandバーチルでは、ロスは10%以下なことがわかって、一安心です。
この3バンドバーチカル。3.5メガは55%短縮されているので帯域は広くありませんが、打ち上げ角度はかなり低いようで、DXに良く飛びます。

今まで、フルサイズの垂直9m、水平11mの逆Lやボトムローディングの全長9mバーチカルを使っていましたが、逆L打ち上げ角度が高くなるためか、短縮バーチカルは短縮ロスがあるのか、現在のリニアローディングバーチカルよりDXには飛びませんでした。

音質向上 古河電池 ECHNO IS UltraBattery

$
0
0

Img_20170311_0001

以前に大容量電解コンデンサーを並列接続したキャパシタチューニングをご紹介しましたが、今回はバッテリー交換によるキャパシタチューニングをしてみました。

普通の自動車用バッテリー(鉛電池)にキャパシタ機能を追加したウルトラバッテリー(UltraBattery)が古河電池 ECHNO IS UltraBatteryとして発売されています。
アイドリングストップ車用ですが、普通の自動車にも使えます。

鉛電池にキャパシタ機能を追加することで、両者の弱点を補完して素晴らしいバッテリーに仕上がっていて、この技術は古河電池の特許技術のようです。

具体的には鉛電池よりも充電回復が早くなり、瞬間的な大電流放電に強く、寿命も二倍になったとのこと。
価格的には割高ですが、実に良い買い物でした。大満足しています。

僕の注目点は瞬間的な大電流放電です。本当に瞬間的(ms単位ね)な大電流が欲しいのはセルモーターではなく、無線機やオーディオアンプです。
瞬間的な大電流は無線機のSSBの送信では送信電波の品質面で非常に重要なポイントですが、まぁ、50Wだと10A程度ですし、モービルの送信音質は自分でモニターしていませんから、変化はわかりません。

よく分かるのはオーディオです。6chのオーディオアンプをフルパワーhappy01鳴らすと、20A以上流れます。音楽は電源の品質に敏感で、また、いつも聴いていますから、変化が分かりやすい。

この古河電池 ECHNO IS UltraBatteryに取り替えると音質が二段階くらいグレードアップしますcoldsweats02これには本当にびっくり。

音のアタックとダイナミックレンジが変わります。音聴けば「あ、変わった」と誰でもわかるくらい変化しました。やはりバッテリーに搭載されているキャパシタ効果ではないでしょうか?

瞬間的な電流供給特性の向上で、アンプの実質的なピークパワーが伸びる→音楽のピークとボトム(無音時)の拡大→ダイナミックレンジの向上・・・・って仕組みかな?
音質向上の変化面はマンマ、キャパシタチューニングと同じですが、キャパシタ取り付け時の充電とか、常に通電して充電状態を保つ等、取り付け後の面倒も一切ありません。単純にバッテリーをエクノに交換するだけ・・・です。

古河電池 ECHNO IS UltraBatteryは見た目はパナソニックのブルーバッテリー「カオス」みたいに派手さはありません。白地に黒でECHNO UltraBatteryと書かれただけのシンプルデザインのバッテリーですが、中身は凄いです。

今回は古河電池 無印バッテリーから、古河電池 ECHNO IS UltraBatteryへの交換ですので、比較としても同一メーカーの異なる製品ということで良い比較ができていると思います。

いやはや、ほんとにびっくりする程音が変わりました。アンプを交換した時よりも顕著な変化です。そうだなぁ~、ヘッドユニットをグレードアップしたような感じでしょうかねぇ・・・。オーディオチューニング、いろいろとありますが、コスパではNo.1のチューニングですね。
やはり電気の源、電源は大切ですね。

古河電池 ECHNO IS UltraBatteryに交換した後の変化

1.音質向上
2.電圧up(走行中に14V台を保つことが多くなった)
3.セルは元気良くなったというか「キュ」くらいでエンジン始動するようになった
4.トルクが太くなった(恐らく点火系の電圧up効果)

なとなど、結構広範に好影響があります。因みに、無線機とオーディオ装置はバッテリ直結配線済です。バッテリー交換の恩恵は分かりやすいと思います。念のため。

9N7EI 3.5/CW

$
0
0

深夜に強力に聴こえていました。僕のスクリュードライバーで599+10dBなのに平日のためか、コールするのは数局のみ。
CQ連発していましたので、難なくゲットできました。9Nは80mではバンドニューでした。

実はこの20分前に7メガのSSBでノイズの海の中、やっとこさでQSOできたばっかりで、その興奮で他のバンドを除いたら見つけた次第。やはり柳の下には泥鰌がいるみたいですね。

S21ZED 3.5/CW

$
0
0

長い周期のQSBを伴いながら強力に聴こえました。ピークでは599+15dB弱くても569くらいです。
当然ながら数kHzに広がってのスプリット。

最初はOP殿がバイルが苦手なのか、とてもスローペースでしたが、途中でOP殿が交代してから、いい感じのペースでQSOが進みました。

団子と団子の隙間を見つけてはコール。暫くして応答がありました。実はS2も80mはバンドニュー。二日で2UPupwardright
いいペース・・・なんて、続くわけは無いですね。

S21ZED 21/RTTY

$
0
0

連日強力な信号が聴こえるS21ZEDですが、今までの穴埋めをしています。21のRTTYも逃したバンド・モードです。
UPのスプリット指定、信号は559程度、パイルアップもそれほどではなく、5分ほどコールしてゲットしました。

しかし、強力ですね。今までのペディションとか常駐局はアンテナが貧弱だったのか、僕の運が悪かったのか・・・・
残っている10メガRTTYと7メガSSBに期待note

あ、1.8のCWとか3.5のSSBは狙うというよりも、僕の場合は幸運を拾うようなものですから、ハナから計算外です。


APB-3で低周波を測定する

$
0
0

Photo

APB-3はスペクトラムアナライザーやネットワークアナライザーとして使える便利な測定器で、他にもAF/RFオシレーター、オシロスコープ、SDR受信機、送信機としても使える万能測定器です。

アマチュア無線をやっていると、APB-3は無線用・・・と思い込んでしまいますが、スペアナもネットアナも他の機能も、全て低周波でも動作します。
低周波の測定だと、ついついPCとウェーブスペクトラを使ってしまいますが、APB-3はどうかな?と思って試してみました。

まずは音創り研究会のマイクアンプキット、DMS-05DMkIIのゲインについて、最大ゲインの周波数特性を調べてみました。
APB-3をネットワークアナライザにして、周波数範囲を20~20kHzに設定、出力レベルを-60dBにして正規化してから計測しました。

出力レベルをマイクアンプのゲイン以上に下げておかないと、APB-3に過大な信号が入力されて、APB-3の初段にあるA/Dコンバーターを過大入力で壊してしまいますのでご注意ください。

計測結果のグラフからはSSBの帯域では約53dBでフラットな周波数特性であることがわかります。

Photo_2

つづいて、フロアノイズレベルを測定してみました。マイクアンプのマイク端子を270Ωで終端して、ボリュームを右回しきりとして増幅ゲインを最大に設定。

その状態でマイクアンプの出力レベルと周波数特性をスペクトラムアナライザー機能でプロットしてみました。

いゃぁ、実に良くできていますね。ノイズフロアレベルは、低い低域でも100dB以下で、SSBの帯域では-114dBとなっています。

自作機で-100dBを超えるフロアノイズレベルの増幅器を製作するのは、結構大変だと思います。-110dB以下をキットで実現しているなんて・・・と自画自賛。

ウェーブスペクトラの方が使いやすい場面もありますが、APB-3はオーディオ帯域でもとても便利に使えました。

パネル貫通型 Mコネクタ

$
0
0

P_20170325_061750_vhdr_auto_1

先日、Mコネのパネル貫通型コネクタを手に入れました。
BNCやN型では見かけますが、もともとインピーダンスが適当なMコネを貫通型にしても、インピーダンスを保つ意味も無いことが理由なのか、Mコネのパネル貫通型は見かけません。

写真の50Ω整合のパネル貫通型のMコネをebayで見つけた時に、昨年製作した1.6Kwダミーロードが思い浮かびました。

コネクタは普通のメスMコネですので、インピーダンスが50Ωに整合されたパネル貫通型にしたらどうだろう?

ということで二つばかり購入しました。中国製ですが写真のように見た目はピカピカで絶縁体はテフロン、中心コンタクトも金メッキでいい感じです。
ノーブランドのコネクタは高い周波数では怖くて使えませんけど、HFだし・・・ということで購入したのですが、見た目と他のコネクタとの噛み合わせは大丈夫そうです。

M

後は実際に使った時の電気的特性ですから、取り付けてみたいとわかりません。

油漬けのダミーロードを缶から取り出して目視で点検、特に問題はありません。ネジの緩みも無し。

早速Mコネを取り外して貫通型に交換してみました。
同軸は片側が銅板にベッタリハンダ付けしてあるため、貫通型コネクタの取り付けに苦労しましたが、なんとか作業完了。

早速SWRを計測してみました。なんとなーく、SWRがベタ落ちするのを期待していましたので、完全に肩すかしの結果でした。

でも、完成時の測定結果と比較してSWRが波打つこともなく、周波数に比例して直線的に悪化するようになりました。

使っているDICONEX 39-0062(800W 100Ω)は250MHzまでというスペックの終端抵抗です。計測結果をみる限り、SWR2以下が仕様と考えると、限りなく仕様に近い結果がでているようです。

ということで、結果的には安定性が良くなっただけでしたが、しっかりとしたコネクタにしましたので構造的な安心感は得られましたcoldsweats01

RPA-1 の修理

$
0
0

P_20170326_224117_vhdr_auto

便利に使っていたDXエンジニアリングのプリアンプRPA-1が故障してしまいました。プリアンプではなくて、アッテネーターになっている感じです。

基板をみると、能動素子は2N5109くらいしかありません。そこで2N5109を取り寄せて交換してみることにしました。

プリント基板の部品交換、昔は基板を壊してしまうことがありました。
一番多いのでパターン剥がれですね。

はんだシュッ太郎を購入してからは気楽にできるようになりました。笑っちゃうようなネーミングのツールですが、笑っちゃうくらい簡単に、プリント基板に乗ってる部品が取り外せます。

肝心のプリアンプですが、取り替えて通電してみるとやっぱりアッテネーターのままでした。あまり調べもせずに能動素子とアタリを付けましたが、どうやら違うみたいです。

きちんと調べて原因を突き止める必要がありますね。トホホ・・・・

RPA-1 の修理 その2

$
0
0

P_20170329_214011_sres

代替パーツとして注文していたオムロンのG6A274PのDC12Vがとどきましたので、早速交換しました。

写真右奥が交換したオムロンのG6A274Pです。オリジナルのMulticompのMC25119と比べてて動作音が静かです。

以前はカチカチして五月蠅かったのですが、気にならないくらい静かになりました。寿命も伸びるといいのですが、どうでしょうか?

RPA-1はもう一つ持っていますので、保守用にリレーを多めに注文したのですが、一個500円程度と、以外と高いように感じました。

交換後、ケースに入れて通電してみましたが、問題なく動作しています。

究極のハンディHFトランシーバー IC-795i!

$
0
0

ICOMがデイトンデビューとして秘密裏に開発していた「究極のコンパクトサイズ」をコンセプトに開発した、HF+50MHzトランシーバーが発表された模様。

腕時計型デバイスに、すべての情報と操作系を集約することで、リグの設置場所だけでなく、運用のシチュエーションすら選ばないハムの夢を実現しました。

とのこと。無線家ならApple Watchより、断然IC-795iですね。通称はICOM Watchでしょう。

通勤途中にオプションのオートチューナー付きのループアンテナ、AH-1059
でウォーキング運用するといいかも・・・。

Tiny-CAT SCR Preselector (Heros Technology Ltd.)

$
0
0

P_20170402_092030_vhdr_auto

SDRが注目されていますが、受信の場合肝となるのは、やはりアナログ部分です。デジタル技術で頑張っていますが、やはり強信号がたくさん入っちゃうと飽和します。そこでBPF並べることになります。

IC-7300の後継機種のIC-7610はデジセル(デジタル制御のアナログフィルター)を搭載してオーバーロード対策するようです。

他のSDR受信機をみても、フロントエンドに特性の良いフィルターを入れるのが通例で、まだまだデジタルだけではオーバーロードに耐えられないようです。

とはいっても、デジタル技術もどんどん進歩しているので、SDRのフロントエンドにアナログフィルター並べるのも、ここ数年かも知れません。

イギリスのHeros Technology Ltd.から、受信機や無線機の受信周波数と連動して同調する面白いプリセレクターTiny-CAT SCR Preselectorが販売されています。
1.8MHz to 30MHzを5バンドに分けて、LCをリレーで切り換えて同調させる方式で、回路はオートチューナーを想像してください。

異なるのは無線機や受信機のCAT信号でプリセレクターの同調周波数を連動させる点です。最近は一部のオートチューナーでも採用していますね。

Tinycat_scr_preselector

Tiny-CAT SCR Preselectorのもう一つの特徴は大きなコイルを使ってQを高く取れるようにしていることです。

写真のように、基板上には大きなトロイダルコアを使ったコイルとリレーしか見えません。コンデンサーはチップ型が基板の裏面に実装されています。

コイルにはタップが出ていて、コンデンサーと組み合わせてHF帯を5バンドに分けて連続カバーしています。BPFではありませんので、1.8~30メガのどこでも同調可能です。

プリセレクターは受信している周波数の近傍の信号や、ローバンドで中波の放送局を減衰させるのが目的です。そこで1.8 3.5 7 10メガに同調させた時の特性を計測してみました。

挿入ロスが1.8メガで2dB、7メガで3dBと少し多めに感じますが、減衰特性は7メガで、10%離れた周波数で-10dBでした。減衰特性は、周波数が下がるとシャープに、周波数が上がると緩くなります。

1段のLCフィルターとしてはマズマズで、やはり大きなコイルでQを高く取った結果ではないかと思います。周波数を固定すればもっと特性の良いフィルターが作れるかもしれませんが、受信周波数に連動して同調する・・・というのがこのTiny-CAT SCR Preselectorの最大のウリだと思います。

なお、実際に使うためにはPCにUSB接続する必要がありますが、USBのドライバーが専用なんです。
しかも、送られてきたCD-ROMのドライバーでないとインストールできないのです。
Webで公開されているドライバーでは使えません。(なんとかいうか、本人以外には使わせない工夫のようです)
僕は説明書を読まずに数時間ほど四苦八苦しました。

Tiny-CAT SCR Preselectorの効き具合

$
0
0

Photo

受信周波数に連動できるプリセレクターのTiny-CAT SCR Preselector。早速その効き具合をAPB-3のスペアナで確認してみました。

薄い色のバックグラウンドがプリセレクタをスルーしている時。濃い色がプリセレクターを7.3メガで同調させている時です。

APB-3には10dBのアッテネータを挿入しています。954kHzのTBSは、アンテナが見えそうな距離のFENより出力が大きいためか、-10数dBと強烈sign03
アッテネータ入れといてヨカッタ。

HF帯が汚く盛り上がっているのは、インバーターノイズです。こうやってみると、僕のところはSDRには不向きの環境なのが一目瞭然ですね。

SDRのオーバーロードランプも昼間からチカチカしますので、中波カットのハイパスフィルターは必需品です。

こうしてスペアナで見てみると、Tiny-CAT SCR Preselectorが効いているのがよく分かります。
実際に受信していても、中波のカブリが綺麗になくなり、受信音もスッキリするのがよく分かります。

薄い青と濃い青では面積が1/4以下だと思うので、受信機のフロントエンドに入る目的外のエネルギーが激減しているようです。
リレーが小さいためか、動作音もとても静かです。受信機のVFOをスイープすると、ローバンドでは数kHz~10kHzおきにコンデンサが切り替わるリレーが動作するのですが、音は殆ど聴こえません。

挿入ロスもメリットと相殺という感じで、気になりません。敢えて問題点をあげるなら、プリセレクター動作範囲外の中波や50メガ、VHF/UHFはプリセレクターがスルーになるのではなく、offになってアンテナが切り離されてしまうことです。

なので、プリセレクターの動作範囲外の周波数を聴くためにはコネクターを繋ぎ変えるか、別途バイパススイッチを取り付ける必要がでてきます。先方にはフォーム書き換えてスルーできるようにしてくださいって要望してあります。
これがなければほぼ満点なんだけどなぁ~。


ApexRadio 303WA-2 エレメント延長

$
0
0

P_20170409_135826_vhdr_auto

ノイズキャンセラーにはApexRadio 303WA-2を2本、14m間隔で設置しています。ハム用のゴツイアンテナを除いたHF帯受信用アンテナの中から下記の条件をクリアしたアンテナです。

・HF帯(できればVHF/UHFまで)でカバーしていること
・設置が簡単で小型、軽量であること
・パッシブ型であること

本当は無線用のマルチバンドバーチカルを2本建てたいところですが、そうも行きません。303WA-2は全長1.8mとHF用としては短いです。見た目はHF用のモービルホイップそのもの。途中にコイル部がありませんので、見た目はスマートです。

写真が303WA-2を実際に上げているところです。以前の記事で紹介しましたが、その後、いろいろと試してみましたが、扱いの簡便さと性能のバランスでは303WA-2より優れているアンテナは無いのではないかと思います。

例えばモノバンドなら、ハムスティックが安価で性能が良いのですが、マルチバンドにはできません。
マルチバンドと言ってもモービルホイップで1.8メガが聴こえるアンテナはありません。3.5メガのホイップでは、1.8メガはアッテネータです。

303WA-2だと、1.8メガをワッチすると、強くはありませんけど聴こえるのです。スクリュードライバーで聴こえる信号は全部聴こえるし、ノイズが少ないのでかえって聴きやすいことが多いです。

そこで303WA-2のローバンドでの性能をアップさせるべく、エレメントを伸ばしてみました。303WA-2のエレメントは3本繋ぎですが、一番下のエレメントは根元も先端も4mmΦでテーパーがありません。

そこでホームセンターで4mmΦ x 1mのステンレス丸棒を購入して、オリジナル(50cm)と交換してみました。全長は1.8mから2.3mになります。フラフラすることもなく、強度的には問題無さそうです。

オリジナルの303WA-2のHF帯SWR特性(シャック側で計測)

303wa2_18m

1.8メガと3.5メガがSWRの山に来ていますね。できれば谷になって欲しいところです。

エレメントを延長した303WA-2のHF帯SWR特性(シャック側で計測)

303wa2_23m

あんまり変わっていないように見えますが、良くみると谷の部分でSWRが低くなっています。エレメントが50cm伸びたのに対して、気持ち全体的に低い周波数へシフトしたように見えます。
また、実際の受信感はSWRとは違って、1.8~7メガまでの受信はS1~2程度良くなったような印象です。

余談ですが、取り外した根元のエレメント、ステンレスだと思っていましたが、たまたま置いてあったリボンマイク用の磁石にくっつきました。鉄にクロムメッキかも・・・。
だとすれば、表皮効果はあるものの、鉄→ステンレスになって、抵抗が減ってとか、受信でも関係あるかも。

ダイバーシティ受信によるノイズキャンセル

$
0
0

ノイズキャンセラーがアナログ装置によるノイズキャンセルだとすれば、ADCを2チャンネル内蔵したSDRによるダイバーシティ受信によるノイズキャンセルはデジタル方式でしょうか?

2本のアンテナは303WAを14m間隔で2本設置しています。2チャンネルのSDRはAfedri AFE822x SDR-Net ( Dual Channel ) を使ってダイバーシティ受信でノイズキャンセルに挑戦してみました。

結果はノイズキャンセラーに比べて、とても簡単にノイズをキャンセルすることができました。アッテネータ部分を工夫すれば、操作性が良く効果も期待できるノイズキャンセルシステムを構築することができそうです。

白飛びしていますが、画面上方の円形部分は、ダイバーシティ受信の位相調節ノブです。

ノイズキャンセルの逆で、位相を合わせて信号を強く受信することも可能です。S2程度は変わりますので6dBくらい変わるのかな?

アンテナは受信周波数の1/4λ間隔が一番効果的ですが、短い間隔でどの程度効果があるのか実験中です。
上手くいけば160mで実戦投入してみたいのですが・・・・

受信アンテナの計測

$
0
0

P_20170415_160629_vhdr_auto

ノイズキャンセルに使っている303WA-2 2本は、当然ですが、あがっている環境が異なります。1本はHFヤギのポールに八木の上に取り付けています。もう一本は5mのマストに取り付けています。

同じように思っていましたが、どうも周波数ごとに受信感度が違うみたいなんです。ノイズキャンセルする場合は、キャンセルしたい信号の受信強度を同じにする必要があります。
これが1dB単位でクリチカルに調節しないとダメで、同一強度じゃないとノイズがキャンセルできません。
まぁ、原理的には理解していますが、同じホイップアンテナで、自宅近くの直接波(ノイズ源)を受信して10dBも差があるとは思いませんでした。

そこで1.8~10メガまでのアンテナ感度差表を作って、ノイズキャンセル時に適用しようと思っているわけです。
そのためにはフェーディングのない、安定した信号が必要です。

そんなわけで、まずは基準となる安定した信号源、発振器が必要です。でも、屋上やその辺りにほっぽって置くことも想定されることから、安価で盗られても痛くないものにしました。

写真は3.3V動作のオシレーターを単三2本で駆動、オシレーターの出力をそのままRCAジャックで出力するという、単純な発振器です。
最初LEDを光らせましたが、消費電流が馬鹿にならないのでやめました。

コイツをアンテナから数十m離れたところに設置して、各アンテナで受信して、その強度差を測るつもりです。
上手くいけばいいのですが・・・・。

DC-DCステップダウンパワー・サプライ可変モジュール

$
0
0

F207bc3b7a2a43a78343baf0eb86bf7d

中華製のDC-DCステップダウンパワー・サプライ可変モジュールが安価に入手できるので、ダメ元で2個注文しました。
たぶん1個、もしくは全滅だろうなぁ~って思って到着してみると、ナントsign012個とも良品でした。

ちょっと大げさに書きましたが、中華製のボードの購入は、このくらいの気持ちで購入しないと余計なエネルギーを使うはめになります。スペックは以下の通り。

コンバータの種類:DC-DC
入力電圧:5〜20V
出力電圧:0V〜16.5V(連続可変)
ピーク電流:3A
メインボードのサイズ:50mm x 30mm x 12mm(LxWxH)
ディスプレイモジュール:STN LCD
LCDサイズ:37.5mm x 17.0mm(LxW)
LCD精度:1%
変換効率:95%
Load regulation S(I): <= 0.8%
Voltage regulation S(U): <= 0.8%

なかなか立派なスペックじゃないですか?購入したのはアクリルケース付きとボードのみの2種類。

校正の仕方で悩みましたが、左側のボタンを押しながら通電を開始、液晶が点滅するキャリブレーションモードなのを確認してから、出力電圧をテスターで計測しつつ、基板上の液晶に表示された電圧に、基板上の電圧UP Downポタンを使って、出力電圧を合わせて電源offすれば終わりです。

出力電圧は0.04Vステップで調整できますので、目的電圧の±0.02V以内に調整できます。手持ちのテスターとの比較ですから、実際はもっと正確かもしれません。

19V出力のパソコン用のACアダプタを使えば、安価なDC電圧可変電源として重宝しそうです。
購入は Banggoodです。到着まで10日程度。

スマホの充電実験では、13.8V in 5V1A out 程度は連続でも問題無いようです。効率が良いため発熱はほぼありませんでした。お買い得でした。

ALPINE KTP-500 4チャンネルパワーアンプ

$
0
0

P_20170422_221646_vhdr_auto

スイフトスポーツZC32Sには、カロのP-01の6チャンネルアンプを取り付けていましたが、ちょっとサブウーファーには力不足感がありますし、ウーハーももうちょっとって感じ。
というか、つまり、もうちょっと鳴らしてみたいのです。

ツイーターはP-01のアンプで十分ですから、4チャンネルのパワーアンプを物色することにしましたが、運転席下には無線機が、助手席下には引き出しにマニュアル類があって、パワーアンプはセンターコンソール裏にしか置けません。

センターコンソール裏に収まりそうなパワーアンプは、今回購入したアルパインのKTP-500とKTP-445UJ、カロッツェリアのGM-D1400IIとちょっと大きいけどGM-D7400があります。
一番人気のGM-D1400IIは爆熱アンプとして有名ですから、狭いところに押し込むのは怖いです。
KTP-445UJはS/N比が80dB台と、大音量で鳴らすにはシーシャーしそうです。音質的には本命のGM-D7400は、ダンボールで実物大模型を作ってセンターコンソールに突っ込んでみましたが、チト無理がありました。
結局、寸法と音のバランスでALPINE KTP-500に決まった次第です。

写真はALPINE KTP-500の中身。イマドキのデジタルアンプで、その小型化には本当にビックリです。

この筐体で定格出力45Wx4です。無線機だと200W機クラスのファイナルと比べるとオモチャみたいな雰囲気です。

P-01と比べて、定格出力は2倍以上になりましので、音量的には十分でボリュームをあげると近所迷惑になるレベル。
僕には十分すぎる音量で鳴らすことができます。音質的にもP-01アンプと比べてちょびっと落ちる程度か、差を感じない程度。プラシーボ領域に感じました。

ヘッドユニットDEH-970のオートタイムアライメントで調節してから、マニュアルでクロスオーバー周波数などを微調整してセットアップ完了。いい感じで鳴っています。

先日新調したLTE対応の8インチタブレットでYouTubeのミュージッククリップを再生して、ブルートゥースでヘッドユニットに飛ばしてP-01アンプとKTP-500のデュアルパワーアンプでご機嫌ドライブです。でも連休中は渋滞するんだろうな・・・・・。

Viewing all 865 articles
Browse latest View live