WWCWでは10mのグラスロッドにビニル線を沿わせた全長10mのバーチカルが結構良かったです。160mでウラル山脈超えたし、東欧ですがUゾーン以外のEUともQSOできました。
昨年はスクリュードライバーのコイル上のロッドの変わりにビニル線を接続していましたが、今回はロッドの尖端をビニル線を取り付けたバッテリークリップで挟んで延長しました。
いつも使っているスクリュードライバーの尖端にクリップするだけで、お手軽でした。
使い勝手が良いので、少し真面目に作ってみることにしました。
写真は10mの無線用のグラスロッドの尖端に取り付ける放電防止リングです。キャパシティハット的にも多少は動作しますが、目的は放電によるノイズ減少です。1mmΦのアルミ線をピースマークにしてあります。
アクリルパイプはグラスロッドの尖端に差し込める太さになっていて、ロッドの尖端に差し込んで固定します。スクリュードライバー自身は給電点から3m程度の長さがありますが、そこに7m弱エレメントを延長して全長約10mです。
スクリュードライバーのコイルはバリLとして使って1.8-3.5-7の3バンド用バーチカルです。もちろん、7メガはコイルをほぼ使わずフルサイズ動作です。
エレメントは以前購入して、ずっと使っていないオーディオテクニカ OFCスピーカーケーブル AT6158です。
アンテナにはもったいないですが、ビニル線に較べて損失は少ないハズ
φ0.12mm×238本撚りで、全体で2.5Φです。エレメントが太いとノイズが減るように感じるのは僕だけでしょうか?
スクリュードライバーの給電部にはコイルによるLマッチが入っていて、スクリュードライバーのコイルを可変するだけで1.8-7メガまで使えます。
Lマッチのコイルは、エメレント長が長くなったので調整した方がいいのですが、調整しなくてもマッチングしますので、利便性を重視してスクリュードライバー単体利用時のママです。
RBNを使って飛び具合を確認してみしまた。
1.8メガ 受信局都内
スクリュードライバー 5~8dB
10mバーチカル 9~12dB 4dB
3.5メガ 受信局北米
スクリュードライバー 16dB
10mバーチカル 19dB 3dB
全長2.7mのスクリュードライバーと10mバーチカルの差は周波数が高くなるにつれて縮まります。7メガも確認しましたが、差が無いか、あっても2dB程度。明らかに下のバンドと比較して差が小さく誤差+α程度の差です。
現在のスクリュードライバーは全長2.7mですが、10mのフルサイズと比較して、最大で-2dB程度と大変優秀なアンテナであることが確認できました。
使った感じでは、クリエイトデザインCD-78jrがフルサイズから-2dBですから、だいたい同じ感じですね。