いゃぁ、なんとかノイズから浮き上がった時にQSOできました。バケバケでしたが、大丈夫だと思います。
ノイズキャンセルアンテナを使わないと全く信号が見えない状態でした。やはりノイズキャンセルの効果は大きいです。最近ローバンドで時々DXができるのは、ノイズキャンセラー効果です。
ちっちゃいけど、結構頑張ってくれています。自作したら尚更カワイイですね。
いゃぁ、なんとかノイズから浮き上がった時にQSOできました。バケバケでしたが、大丈夫だと思います。
ノイズキャンセルアンテナを使わないと全く信号が見えない状態でした。やはりノイズキャンセルの効果は大きいです。最近ローバンドで時々DXができるのは、ノイズキャンセラー効果です。
ちっちゃいけど、結構頑張ってくれています。自作したら尚更カワイイですね。
先週はイギリス旅行だったので、やっぱりお米が食べたくて、今週は毎日お米を食べていました。
それは別としても、飲んだ後のお茶漬けは格別ですよね。でも、ご飯がないとお茶漬けは食べれないので、いつでも食べられるお茶漬けをご紹介します。
冷凍の焼おにぎりとフリーズドライ鮭ぞうすいを常備しておけば、思い立ってから3分後には美味しい鮭茶漬けが食べられます。
カップ麺はお湯を沸かす時間を考えると3分では食べられませんが、おにぎり茶漬けなら3分後には食べることができます。
コンテストなど、忙しい時にもオススメです。
なお、写真はお湯が少なくて濃い目の味です。お湯は焼おにぎりが水没する程度が適量です。
材料の説明
おにぎり
普通のおにぎりを使って海苔茶漬けも良いですが、海苔を細かく切ったり、以外と面倒です。今回はセブンイレブンの冷凍焼きおにぎりを使いました。500Wの電子レンジで1個なら2分20秒でホカホカになります。
お茶漬けの素
和風のスープなら基本的になんでもokです。永谷園でも良いですし、ぞうすいスープでも合います。中華風のカニ玉スープもイケますよ。具材入りおにぎりを使う場合は、具材とスープの味のバランスを考慮してください。
今回はセブンイレブン鮭ぞうすいというフリーズドライ商品を使いました。鮭の切り身が大きめで「鮭」の食感があります。
お湯
ポットのお湯でも良いですが、300cc程度ならヤカンで2分もしないで沸騰させることができます。
作り方
1.冷凍焼きおにぎりを電子レンジにトレーのまま入れて解凍する。
2.ヤカンに300cc程度の水を入れて沸騰させる。
3.ホカホカの焼きおにぎりを浅めの丼に入れる。
4.おにぎりの上に鮭ぞうすいを載せ、沸騰したお湯をかける。
ポイント
冷凍焼おにぎりは醤油味が付いています。鮭ぞうすいは普通のご飯用として味付けしてあるので、醤油味の焼おにぎりだと濃いめの味付けになります。
味の濃さはお好みですが、鮭ぞうすいを半量(半袋)にするか、お湯の量を倍にするなど、味を薄めに調整すると、良い味加減になります。
※近くにセブンイレブンがあるので、セブンのPB商品で作ってみました。
今回のバージョンアップは、前回のメジャー(変更内容が多数でしたよね)バージョンアップのバグフィックスという位置づけではないかと思います。
以下KENWOODの説明です。
● | 今回のアップデート内容 | ||||
・ Ver.1.03→Ver.1.04(2013年8月23日) | |||||
|
でも、上記2点のみ以外全く変更がないとは限りませんけど・・・。これはKENWOODに限らず、各社でもユーザーから全く見えない部分の修正については告知しないことが多いです。
ユーザーは告知されても意味不明だったりします。
というわけで、僕はアップデートしました。
初めてCIS QPSK63 DX Contestに参加しました。参加といっても30QSO程度ですから、様子を見た程度ですが、初めてQPSK63コンテストに参加しました。
CIS QPSK63 DX Contestの最大の特徴は電波形式がQPSK63だということでしょう。PSK63のコンテストは多いですが、QPSK63指定のコンテストは数える程しかありません。
QPSKはPSK伝送方式に文字化けを防ぐ誤り訂正を加えた電波形式で、文字化けがかなり減りますが、復調のタイミングが少し遅れるというメリット・デメリットがあります。
実際に運用していてもまさに「文字が表示されるタイミングが微妙に遅い」「表示される文字は化けない」というものでした。
文字化けが少ないのでコンテストでは運用しやすい、また、文字のデコードが微妙に遅いのは63bpsというスピードと相殺されるので、psk31のデコード感覚と比較すれば文字表示は早いです。PSK63と比較すると、ちょっと引っ掛かりを感じる程度。
QPSK63の問題は「慣れていないこと」ではないかな?
PSKのスペクトラムは左右対象なので、LSBでもUSBでも意識しないで使えますが、QPSKはLSBとUSBでモードを変える必要があります。
これに気づかず、デコードできない・・・と思ってしまう方が多いようです。なお、伝統的にデジタルモードはオールバンドでUSBモードを使うことが前提というのが世界共通認識のようです。
QPSK63はコンテストに向いている電波形式ではないかと思います。RTTYと比較して伝送スピード、占有周波数帯域、文字化け防止の面で優れているように感じます。これから少しずつ増えていくように思います。
ただ、RTTYのコンテストの面白さは身体に染みついているため、そうそう簡単に置き換えられるとは思いません。EPCのコンテストのもう一つの特徴はDXDAを使うことです。
The DX Discovery Award Series (DXDA) は簡単に言えばDXCCやIOTAみたいなもので、世界を地域や場所で区分した一覧表で、その数をどれだけ集めるのかを競います。
とても細かく、またハンティングが楽しいように?区分されているので全世界で3777くらいあります。
日本だと都道府県レベル+αですが、αの部分の分類が非常にエグイので、日本に含まれるDXDA全エリアとQSOするのは現実的には困難です。
数を増やせば難しくなりますが、3777もあって、且つ尖閣並が他にもゴロゴロ入っているとなると、ALL DXDAを狙って達成するのは一生掛かってもムリ! だと思ってしまいそうです。
DXDAのエンティティーリストが欲しい方はコチラからダウンロードしてください。
僕はロギングにLogger32をずっと使っていますが、その理由はロギングやデジタルモード運用、無線機のコントロールは当然として、ローテーターやアンテナ切換器、リニアアンプなどもLogger32で全てコントロールできるからです。
もっとも僕の場合は無線機とローテーター以外は使っていませんが、Logger32はPCを使って無線の運用を極力楽にする方向性ですね。自動化と言えばいいのかな?
無線用の機材をPCでコントロールするためには、機材とPCを接続するためのインターフェースが必要です。ところがローテーター用のインターフェースはヤエス(生産中止)・エモト・クリエイトと全滅状態。そもそも、エモトやクリエイトのローテーターの汎用PCインターフェースはオプションには見当たらないようです。
僕も昔はエモトのローテーターを使っていましたが、Logger32でローテーターをコントロールするため、ヤエス製のローテーターとインターフェースに交換したのです。
最近はリモート局の開設も簡単にできますが、リモート局のネックはローテーターの遠隔制御だと思います。そんなローテーター事情に朗報が飛び込んできました。M-Phoenix(エム フェニックス)からヤエス・エモト・クリエイトのローテーターに対応したローテーターコントローラー MRC-1が9月末に発売されることになったとのことです。MRC-1の詳細はM-Phoenix(エム フェニックス)のホームページをご覧ください。
MRC-1はLogger32を始めいくつかのロギング・リモート制御ソフトで動作確認されています。Logger32など、ローテーター制御が可能なソフトとMRC-1があれば、クリック一つでローテーターを望みの方角まで回転させることができそうです。これでアンテナが望む方向になるまで、コントローラーのレバーを押し続ける必要が無くなります。
PCがあればローテーターのコントローラーも手元に置く必要もなくなります。それに殆どのローテーターコントロールソフトでは方角が多数プリセットできるようになっていて便利に使えます。Logger32では10方角とホームポジションで、合計11方角をプリセット可能です。
今回ご紹介したMRC-1は完成品ですが、もともとは情報通信技術コンサルタントのくわさんが開発されていたローテーターインターフェースを完成品として販売するものです。
くわさんは自作できる方向けに基板と材料のキットを頒布されます。もともと、くわさんはローテーターのインターフェース以外にも色々な無線用のインターフェースを開発して基板を頒布されていますので、ぜひホームページをご確認ください。
完成品のMRC-1は日本国内で生産されているとのことです。ローテーターは無線機以上に長く使うことが多く、セットで使うインターフェースも長く使うことになりますのでMade in Japanの持つ意味は大きいと僕は思います。
久しぶりにマイクアンプを製作しました。THAT社の最新チップ、THAT1570の特徴はQFNパッケージで平衡入力・平衡出力、低ノイズ・低歪み、±電源というところ。
音創り研究会のマイクアンプ、DMS-05シリーズのキットでもTHAT社のチップを使っていますが、DIPパッケージなのと出力が不平衡出力なことろが異なります。
THAT1570は平衡出力なので、出力をそのまま平衡入力の機材に入力できるので、気分が良いです。もっとも、不平衡出力で入力しても「ノイズが増える」ことは経験していませんが、やはり「ノイズに強い」という特徴は安心感があります。それと平衡入出力だとなんとなーくフラット感(見通しの良さ)があるように感じます。平衡だから周波数特製が良くなるということはありませんので、感覚的なんですけどね。
自作のマイクプリアンプは、不平衡出力をルンダールのLL1524で平衡出力にトランス変換していました。結構ふんわりした雰囲気になっていましたので、今回もルンダールのLL1524を入れて(単純にカップリングで入れているだけ)なるべくふんわりした雰囲気を狙います。
写真を見てお気づきかもしれませんが、部品には高性能なものを使って自分としては「これでダメなら自分の腕のせい」というのを狙っています。
抵抗はVISHAYの金属箔抵抗のトップエンドZ201とそのスケルトンタイプのVARです。電解コンデンサーは秘蔵のOSコンを使いました。入力のRFI対策のセラミックコンデンサは・・・・普通ですけどね。
簡単な回路ですから、ゆっくりと進めて2時間程度で完成しました。ポイントはDIP16pinソケットをCalKit No.210 CALデジタルIC基板に載せて、ランド法で使いやすくしたことです。
ランド法はプリント基板を製作せずに自作できる手法としては一番優れていると僕は思っています。でも、チップの扱いが問題で、当初は裏返して載せる方法が紹介されていました。でも裏返すとピンの並びも逆になって、ジャノメ基板と一緒で配線を間違えやすくなります。
CALのデジタルIC基板を、チップのサイズにあわせてカットして、ソケットとカットしたCAL基板をハンダ付けしてから、ランドとして貼り付けるわけです。
チップを裏返さずに基板に載せると、回路図通りの配線となり、配線ミスがなくなりますし、製作が容易になります。CalKitにはDIP8pin用のとても使いやすいタイプの基板もありますので、そのうち紹介します。
音創りには色々な機材を使っていますが、大別すると音色を加工する装置と、レベルを加工する装置(ダイナミクスといいます)に大別されます。音色を加工する代表的な装置がイコライザーで、レベルを加工する代表的な装置がコンプレッサーやリミッターです。
僕はマスタリングプロセッサーを使っています。名前ではなんだかよく分かりませんが、総合的に音を調節する装置・・・と言えばいいのでしょうか?音色とダイナミクス全部できてしまう機材です。
最近はマイクアンプに加工する機能も内蔵して、チャンネルストリップと呼ばれる機材が増えています。マスタリングプロセッサーはチャンネルストリップからマイクアンプを外したような感じです。
マスタリングプロセッサー、dbxのQUANTUM2を使い始めて8年くらい経ちました。今年の初夏ごろから調子が悪く、設定をメモリーできるのですけど、メモリーされなかったりして嫌な予感がしていました。既に製造中止ですから、DSPやロジック部分の故障だと修理不可能でしょう。
ハムフェアの翌週スイッチを入れると、メモリーエラーが表示され、リセットを促すメッセージが表示されました。しかたなくリセットすると、初期設定状態で起動しましたが、設定を変更してもメモリーされません。症状からはバックアップ電池切れのような感じです。
バックアップ電池切れなら僕でも修理できるかも・・・と思って、ものは試しで中身を見てみることにしました。バックアップ電池によるバックアップ電源には、色々な電池が使われていて、最悪はスポット溶接されたボタン電池が基板にハンダ付けされてることもあります。
基板をみると、それらしいボタン電池がソケットに納まっています。さすがdbx、プロ向け機材ですから長期間使われることを考えていますね。
電池は近くのコンビニで買ってきて交換しました。電池交換後はエラーメッセージも出ず、メモリーも正常に動作するようになりました。いゃぁ、良かった。
初めて中身を見ましたが、良くできた基板だし、シッカリと作ってあります。やっぱりプロ用の機材はちがいますね。基板を見たとき、バックアップ電池と一緒にクロックの発振器回りも見てみましたが、やはり水晶発振でした。でも、このQUANTUM2の水晶発振子は低ジッターの特別仕様の発振子だそうです。見た目は普通でしたが音に不満はないので触りません。
手持ちのOCXOの電源を乾電池にした時の近傍ノイズを実験用電源と比較してみました。まずは実験用電源での結果から。
OCXOの用途を考えると、ノイズが影響するのは発信周波数の近傍ノイズだと考えて、今回は±15kHzで計測しました。
周波数が離れていても基本波から-30dB程度レベルでノイズがあれば別ですが、高調波以外では-90dB程度取れているようなので、あまり気にしても・・・と考えました。
ご覧のように実験用電源の場合は基本波の±3kHz程度には多数のノイズがあります。また、約1kHzおきにもノイズがあります。電源の1kHz付近のノイズがキャリアを揺らして発生したかも・・・と考えて1kHz付近も計測しましたが、原因らしきノイズは発見できませんでした。
さて、次は期待の乾電池です。以前の記事「APB-3 スペアナの限界?」でご紹介したTCXOのような綺麗な信号が得られるでしょうか?
約1kHzおきにノイズが見えるものの、実験用電源と比較して±3kHzに広がる近傍ノイズが少ない結果が得られました。
乾電池も実験用電源も、両方が1kHzおきにノイズを出すとは考えにくく、また1kHz近辺にはノイズは計測できなかったので、恐らくは測定環境にノイズが混入しているのではないかと推測しています。
また、OCXO自身がノイズを出している可能性も否定はしませんが、おいおいわかってくると思います。
色々と考慮すると±3kHz程度の特性がポイントだと思うので、自作電源での近傍ノイズが今回の乾電池みたいになれば、僕としては大成功と言えると思います。
僕の目的だと、発振周波数の精度や安定度は実際の運用に不都合がないレベルなら十分で、信号の純度をどれだけ高めることができるのかが勝負です。
一番精度が高い測定器がAPB-3なので、基本波近傍の目立つノイズ退治をボチボチ進めていこうかな?と思っています。
OCXOの電源で四苦八苦しています。良い機会だと思って色々調べたりしていますが、乾電池でもノイズが観測できるような環境では計測しても意味がありません。
もちろん、同時期に計測したデータを相対的に比較はできますが・・・
でも、測定が難しいから話題にならず、電源ノイズに対する正しい知識(?)が広がらないのでしょうね。
OCXOの電源、現状はSBDでブリッジ整流してから電源フィルターで13V付近まで電圧を下げてから、TPS7A4700基板で12Vに安定化する回路です。
この電源回路を使ってOCXOの近傍ノイズを計測してみました。前回の実験用電源と較べるとかなり好成績、乾電池に近い結果です。これは嬉しい。少なくとも僕の手持ちの電源の中では最も乾電池に近い電源と言えそうです。
でも、相変わらず1kHzおきにノイズが見えます。今回の電源は乾電池や実験用電源の時よりも1kHzおきのノイズレベルが高いのが気になります。1kHzおきのノイズがなければ嬉しいのですが、現時点ではこの状態でケースの蓋を締めることにしました。
以前の記事「チップ部品を使ったLPF」をダイキャストケースに納めてみました。
中波帯の強力な放送局の電波を弱めつつ、160mでは最小限の影響に留めるように考えましたが、中波帯放送局の阻止を優先した設計です。
僕としてチップ部品だけで作った初めてのフィルターですが、裸基板でも自分で驚く程の特性が得られ「コイツをケースに入れればさぞかし特性が良くなるだろう・・・」と思っていました。
フィルター類を自作された方は経験済だと思うのですが、確かにケースに入れるだけで良くなる面もありますが、グラウンドの処理一つで特性が変わるヤヤコシイところもあることが判りました。
今回の製作での最大の収穫は基板のグラウンドと金属ケースの接触方法でした。中身はお恥ずかしい状態なのでお見せしませんが、結局は教科書通り「インピーダンスを低く」保つように接触させると一番良い結果になりました。
僕の大好きな「お手軽」「手抜き」は通用しません。グラウンド処理は基本に忠実に「インピーダンスを低く」保つようにすると、シミュレーションに近い結果を得ることができます。
今回ケースに入れた中波帯阻止フィルターの特性はこんな感じです。
阻止効果
500kHzで-90dB以上
1MHzで-70dB弱
と強力に中波帯を減衰させています。これなら送信所の近くでも使えるのではないかと思います。
フィルターを設計したLTspiceでのシミュレーション結果と較べて判ったのは、通過損失はシミュレーション通りに得られるけど、減衰カーブと減衰量はグラウンド回りの処理で変わり、ストップ帯域の減衰量はシールド効果次第ということでした。
SDRでオンエアされている方が増えてきたように感じています。SDRだと高性能な無線機が安価に作れることが原因ではないかと思いますが、広帯域なスペクラムスコープ機能があることも大きな理由だと思っています。
送信では送信信号をダイレクトに生成するので、容易に色々な変調方式に対応できるのですが、その柔軟性を活かして「歪みを減らす」技術がプロの世界では実用化されています。
その一つがプリディストーションで、ノイズキャンセラーみたいな動作原理で歪みを減らす技術です。
つまり源信号が終段などで歪んだ波形になるのなら、源信号を生成する時点で増幅している間に歪む方向とは逆方向に歪んだ波形を生成して送信します。増幅して+1に歪むなら、源信号を生成する時に-1で歪ませた信号を生成します。
増幅回路では+1歪むので、-1歪んだ信号が入力されると、増幅回路での歪みと相殺されて歪みの少ない電波が送信できるという仕組みです。
このデジタルプリディストーションの実験にJI3GABさんが成功しました
通常のSDRのIMDは-30dB程度なんですが、プリディストーション技術で出力50W以上で-60dB程度にすることに成功したようです。僕も
SDR無線機があれば追試させていただくのですが、生憎持っていません。SDR無線機を持っている方は、試されてはいかがでしょうか?
詳細はJI3GAB/blogでどうぞ。
なおJI3GABさんは、ブログのurlでもわかるように、筋金入りのSDRerです。SDR黎明期から色々な実験と試作をされていらっしゃいます。ディジタルプリディストーション技術は、そのうちメーカー製の無線機にも応用されると嬉しい技術です。
以前製作したAC電源マイクプリアンプは抵抗分割で両電源でしたので、DCDCを使った方式に改造しました。
改造がてら入力部分も改造して、入力インピーダンスを可変できるようにしてみました。
来週は音創り研究会の合宿なので、持って行って各局に評価してもらうつもりです。電源は安価なACアダプタでDC12Vを得ています。小さいケースに電源トランスを押し込むと、ハムがでてしまったので、苦肉の策。
このACアダプタは結構ノイズがあるので、簡単なフィルター通してからDCDCに入れています。回路はDMS05MarkIIと基本的に同じです。
電源回りを改造したので、チップを外して各ピンの電圧を確認してから通電しました。いやー、簡単な回路ですが、相変わらずいい感じの音がしますね。
入力インピーダンスの可変は、結構音質が変わるように思いますが、極端ではありません。雰囲気が変わる感じかな?
あ、イコライザーじゃありませんから、そんなに変化しませんよ。注意深く試すと少しだけ雰囲気が変わっているのがわかる程度。マイクの差の方が全然大きい変化です。
やはり入力インピーダンスが高い方がマイクエレメントがスムースに動く感じの音ですね。入力インピーダンスを下げると、マイクがちょっと苦しそうな音になります。
もちろん、入力インビーダンスが高いとノイズも増えるわけで、なかなか悩ましいセッティングが必要です。
ノイズキャンセラーを使っていて、不思議な現象を経験しました。僕は送受信アンテナの他にノイズキャンセラー用の特性が揃った2本の受信専用アンテナを使っています。
ノイズがでてくると、受信時にはノイズキャンセラー用の2本のアンテナを使ってノイズキャンセルして、送信時には送受信アンテナを使う形になります。
送受信用のアンテナには同調点を連続可変できるスクリュードライバーを使っています。ノイズキャンセラー用のアンテナには1チップの自作Mini-Whipアンテナを使っています。
ノイズキャンセルは2本のアンテナでノイズを同等レベルで受信して、位相をズラしてキャンセルするわけですが、送受信アンテナの同調点と、キャンセルしたいノイズの周波数が同じだとノイズのキャンセルが不十分になるのです。
以下に状況を整理します。1と2ともにノイズキャンセル用の2本のアンテナで受信中です。
1. 7メガ受信中 送受信アンテナ 7メガ同調 ノイズキャンセラー効き悪い
2. 7メガ受信中 送受信アンテナ10メガ同調 ノイズキャンセラー効き良い
つまり、7メガで送信しようとして、送受信アンテナを7メガに同調させるとノイズキャンセラーの効きが悪くなるんです。
ノイズキャンセラーを使っている方は少数ですし、そもそもスクリュードライバーなどの同調周波数可変型のアンテナを使っていないと、送受信用のアンテナの同調点の変化が、近くの受信用のアンテナに影響を出していることに気づかない方が多いのではないかと思います。
アンテナは5m程度の距離で設置していますので、相互に影響し合うのは当然だと思いますが、2の状態ではノイズが綺麗に消えるのに、実際に運用する1の状態ではノイズが消えないのはとても悔しい。
ノイズをキャンセルできない理由としては、ノイズ受信用のアンテナが送受信用のアンテナの影響を受けて、受信のパターンが変形してしまうことが容易に想像できます。でも、その影響は信号強度と位相を調節できるノイズキャンセラーで吸収できそうです。でもノイズキャンセラーを再調整しても少しノイズが残ります。
メインの送受信用アンテナを離調させると、スッとノイズが消えて、完全にキャンセルできます。同調操作ではこの逆で、綺麗に消えていたノイズが、だんだんと聞こえてきます。
S1程度のノイズが残っても実際のQSOにはあまり影響ありませんが、送受信アンテナを他のバンドに同調させた状態ではS0までノイズキャンセルできるのに、送受信アンテナを同調させて「無線を運用する状態」だとノイズが残る・・・ってのは困ります。
このような状況から、アンテナの相互影響によるパターンや利得の変化が原因ではないように感じていました。ローバンドにアクティブなあるomさんが「アンテナは共振周波数で強いノイズを受信すると、レピーターみたいに受信したノイズを再送信するみたいだ」と述べていらっしゃいました。
もし、その通りだとすると、僕のところではS9++の強力なノイズを送受信アンテナが受信して、同時に微量なノイズを周囲に再送信していると仮定できます。すると、ノイズキャンセラーとしては、全く同じノイズの送信源が1箇所追加され、2箇所になります。ノイズキャンセラーは同時に2方向のノイズをキャンセルできませんので、再送信されたノイズがキャンセルできずに残ってしまう・・・・これだと理屈が合います。
そこで、送受信アンテナと受信専用のアンテナの2本を組み合わせてノイズキャンセルするようにしました。見事に「ノイズが残る」問題は解決して綺麗にキャンセルできるようになりました。
なお、受信用の2本はそのままで、切り替えてノイズキャンセルに利用しています。送受信アンテナと受信専用A or 受信専用B という組み合わせです。3本のアンテナは送受信アンテナを頂点とした直角2等辺三角形に近い配置ですので、お目当ての局が強くなるように受信しつつ、ノイズをキャンセルできます。いい感じです。
お隣スコットランドも遠かったけど、やはりアイルランドは遠いですね。なかなかチャンスがありません。
今日はハイバンドのコンディションが良かったので、24メガでQSOできました。スポットされたこともありますが、結構なパイルアップでした。
EIのCWは21メガでCFMしているだけで、他のバンドは未交信。CWはやっと2局目です。
久々のブータンです。素敵な王妃さま(王様も・・・)が来日されたのは記憶に新しいですが、QSOも久しぶりです。ログで調べると2007年以来のQSOでした。
信号はプリンタブル程度で、そんなに強くありませんでしたが、ノイズキャンセラーでノイズをキャンセルしてのプリンタブル。ノイズキャンセラーがなければ受信はできませんでした。
暫くワッチしてから頃合いを見計らってコールすると、2コールで応答がありました。
18のPSK31はモードニューです。今晩はコンディション良いみたいですね。黒点数が100超えると違うわ、やっぱり・・・。
ベネズエラって久しぶりだなぁ・・・と思ったら10年ぶりのQSOでした。21メガのモードニューです。
なかなかピックアップされませんでしたが、コールしているうちにQRZ JA?となってピックアップして戴きました。
米国辺りからのコールが多かったのかも知れません。こちらからは見えませんでしたが・・・。
今日は長時間QRVしていたので、何回かに分けてコールしましたが、早い時間よりも8時過ぎくらいの方が信号が強かったです。
久しぶりの直撃コースの台風26号に備えて2エレを下ろしました。マストから外して21メガ用に追加したキャパシティハットを外してから、屋上にペタリと置きました。
エレメントの片側はアルミ製の手すりに固定して、ブームの反対側は屋根の上に腰を下ろしていますが、一方のエレメントは屋根から10cm程度浮いたまま固定できません。
固定していない片側だけで風で持ち上げられる可能性はありますが、マストの上でキャパシティハットが付いた状態よりも、遥かにリスクは低いでしょう。
改造2エレの元ネタは頑丈なアンテナで有名なミニマルチ社のHB28-50ですが、なんせエレメントの先端に1mものキャパシティハットを追加しているので強度が心配なのです。垂直に取り付けたキャパシティハットも面倒ですが、ブームの前後に飛び出しているマッチング用のヘアピンも面倒ですね。
帰宅後で暗くなってからの雨の中での作業でしたが、取り外しし易い(=上げ易い)ようにしているので、下ろして固定する作業時間は20分程度、でも全身ずぶ濡れになってしまいました。
■追記■
台風通過後に再びアンテナあげました。下ろして固定するのは20分、あげ直すのは1時間。やっぱり下ろすよりも、上げる方が大変ですね。
受信したノイズを再送信するアンテナというオカルトっぽいタイトルの記事にしましたが、フト原因らしき理由を思いつきました。
受信した「ノイズ」を再送信する「アンテナ」ではなく、受信した「電波」を再送信する「エレメント」と読み替えれば理解していただけるのではないでしょうか?
そうです。パラスティックエメント動作です。
パラスティックエレメントとは、ある周波数で共振したアンテナエレメントAの近くに、他の周波数に共振したエレメントBを配置すると、AのアンテナにBのエレメントが共振している周波数で送信すると、アンテナエレメントBには給電していないのに、エレメントBから電波が輻射されるという仕組みのことです。
この方法は、多バンドのエレメントを同一ブーム上に配置して、エレメントが相互に干渉することを利用して利得を稼ぐことを、フォーワードスタッガと名付けて一世を風靡したForce12のマルチバンドアンテナの一部で採用されています。
送信電力と異なり、輻射されているノイズは電力としては微小ですが、そもそも受信機は非常に微小な電波を何回も増幅して耳で聞こえるレベルまで増幅しているわけです。
ですから、近くにノイズの周波数で共振するエレメントがあれば、パラスチックエレメントとして動作して、パラスチックエレメントから輻射されたノイズを受信できるのではないかと思います。
アンテナがノイズを再送信する??と考えるのは、オカルトみたいで非常に気持ち悪かったのですが、筋が通る説明ができるので気分はとてもスッキリ。
ノイズキャンセラーをお使いで、ノイズキャンセル用のアンテナとは別に同じ周波数のアンテナがある場合は注意が必要ですね。
そもそもウチみたいにS9++で発生するノイズがないと発生しないと思うので、レアケースかなぁ・・・。こういう環境だと色々と経験できますねぇ(しなくても良い経験ともいいますが)。
あ、SteppIRをお使い方で、近くにモノバンドのアンテナがある方であれば、似たような現象をを確認できるかも。モノバンドアンテナで受信しながら、SteppIRの同調周波数を変化させるわけです。
■追記■
このエントリーへのコメントをご覧いただけばわかるように、上記の考察はANIの妄想でハズレです。フムフムなるほど・・・と納得されてしまった方、大変申し訳ありませんが、ぜひコメントをご覧ください(2013年10月25日)。
この週末は音創り研究会の研修旅行(?)でした。研修旅行はNHK放送博物館の見学からスタート。
多くの放送機材が展示されていて、一部は動態保存されています。
音創り研究会のメンバーは無線家ですから、展示に物に興味津々。
特に歴史を追って多数展示されている放送用マイクの代表的なものは、同じ声と音で録音されていて、マイクの聴き較べができるようになっています。マイクの特徴が一目瞭然です。僕はAベロが気に入りました。
でもダブルボタンマイクの見た目もいいなぁ~。
NHK放送博物館で一番感動したのは富田勲さんも使っていたムーグのアナログシンセサイザーでした。
高校生のころ、友人がミニムーグを買って、ミニムーグは少し触ったことがあります。プログレ少年でしたが、いゃぁ、こんなことろでムーグのホンモノを見れるとは思いませんでした。
見学の二カ所目は名曲喫茶。最近はお店も減っているようですが、今回は阿佐ヶ谷駅近くのヴィオロンにお邪魔しました。
ご主人はヨーロッパまで行って、真空管や戦前に生産されたデットストックの抵抗などを収集している筋金入りのマニアです。
お店のスピーカーは平面バッフルタイプですが、地下まで掘り下げてある念の入れよう。なんというか、お店全体がエンクロージャーみたいな雰囲気です。
週末などの夕方~夜にはミニコンサートなどもあるようです。
宿は今年は荻窪に古くからある旅館に泊まりました。荻窪と言えばラーメン。春木屋さんのラーメン、久しぶりに食べましたが美味しかったです。
翌日の日曜日は、お台場で開催されている「オーディオ&ホームシアター展」を見学。
22チャンネルサラウンドや、ミニコンサート、24/96のハイレゾ音源の試聴など、入場無料でしたが、とても充実していました。ビクターのウッドコーンスピーカー、いい感じで鳴っていたので印象的。
もう一つはクボテックのリアル3Dオーディオシステム。5.5インチの小型スピーカー一発で、コンサートホールの雰囲気が匂ってくるような臨場感でした。
こちらはDSP制御のようでしたが、自然な効き方で違和感は感じませんでした。違和感があるのは5.5インチのチッコイスピーカーだけで凄い臨場感があることですね(笑)。
色々と発見があり、またいい音を聴いて耳も幸せな研修旅行でした。
最近はVUメーターと言えばLEDですよね。VUメーターはあまり見かけなくなりました。LEDのVUメーターにも色々あって、高級なのは20個ちかくのLEDがピカピカしますが、一般的にはLEDが5~10個程度ではないかと思います。
VUメーターはピークLEDで代用できなくもありませんが、やはり信号に合わせてピカピカ光るLEDは綺麗です。
ピークLEDをピカピカさせたらマズイので、レベルに合わせてピカピカするのが欲しい・・・となると、5連LEDくらいは欲しいですね。
KA2284を使った5連LEDのVUメーターキットが安価でしたので、製作してみました。KA2284は外付け部品が少ないのは当然として、アンプ内蔵なのでレベルが低い入力信号でもLEDをピカピカできます。
このキットは安価ですが、良くできていました。マイクアンプにでも組み込むかな?